視線の先にあるものは、楽園か悪夢か。現役医師作家の衝撃作『廃用身』キャラクターカット解禁

現役医師作家による衝撃のデビュー作として、出版当時に「映像化、絶対不可能!」と話題を呼んだ久坂部羊の小説『廃用身』が、染谷将太主演で実写映画化されることが決定した。5月にTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。公開に先立ち、主要キャラクターたちの眼差しを捉えた場面写真が初解禁された。

原作は、外務省医務官を経て現在は在宅訪問医として活動する久坂部氏が、強烈な設定で医療の深淵を描いた同名小説。監督・脚本を務めるのは、ベルリン国際映画祭などで高い評価を得てきた吉田光希。吉田監督が学生時代に原作と出会って以来、20年にわたり温め続けてきた渾身の企画がついに実現した。

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主演の染谷将太は、医療の限界を超えるべく理想を追い求め、合理性と狂気の危うい狭間へと踏み込んでいく医師・漆原糾を演じる。共演には、漆原に本の出版を持ちかける編集者・矢倉俊太郎役に北村有起哉、漆原の治療で人生を取り戻した患者・岩上武一役に六平直政、漆原を支える妻・菊子役に瀧内公美が名を連ねる。このほか、廣末哲万、中村映里子、中井友望、吉岡睦雄らが出演する。

今回解禁されたキャラクターカットには、デイケア施設「異人坂クリニック」の院長を務める漆原の底知れぬ影を宿した佇まいや、確信を帯びた眼差しを向ける編集者の矢倉、そして真意の読み取れない表情を浮かべる患者の岩上らの姿が収められている。静まり返った空気の中に異様な気配が漂い、救済と喪失の境界線が曖昧な、重苦しい余韻を残すビジュアルとなっている。

映画『廃用身』は、5月にTOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。

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