サスペンスホラー邦画おすすめランキング【2025年】

日本映画には、日常の中に潜む恐怖や人間の心理を巧みに描いたサスペンスホラー作品が数多く存在する。本記事では、2025年現在、特に注目すべきサスペンスホラー邦画をランキング形式でご紹介。心の準備をして、ぜひご覧いただきたい。

目次

サスペンスホラー邦画おすすめランキング

1位『リング』(1998年)

リング

鈴木光司の小説を原作に、中田秀夫監督と高橋洋脚本で映画化されたホラー作品。「見ると一週間後に死ぬ」と噂される謎のビデオを巡り、ディレクターの浅川玲子が真相を探る中、やがて彼女自身も呪いに巻き込まれていく。

2位『残穢-住んではいけない部屋-』(2016年)

残穢-住んではいけない部屋-

小野不由美の小説を中村義洋監督が映画化。女子大生・久保さんから届いた手紙をきっかけに、小説家の「私」は彼女と共に不可解な部屋の調査を始める。やがて、その部屋の元住人に関する不穏な事実が明らかとなり、2人は想像を超える恐怖に直面する。

3位『告白』(2010年)

告白

湊かなえの小説を中島哲也監督が松たか子主演で映画化。娘を失った中学校教師の森口が、終業式の日に「犯人はこのクラスにいる」と告白し、生徒たちの運命が大きく動き出す。緊張感あふれる構成で展開する衝撃のサスペンス作品。

4位『凶悪』(2013年)

凶悪

死刑囚の証言をきっかけに、雑誌記者・藤井が複数の未解決殺人事件の真相に迫る様子を描いた実録映画。死刑囚・須藤は、自らの犯行の背後に「先生」と呼ばれる人物の存在を明かし、藤井に調査を依頼。取材を進める藤井は、やがて想像を超える凶悪犯罪にたどり着く。

5位『黒い家』(1999年)

黒い家

金沢の保険会社に勤める若槻慎二は、日々の業務に追われる中、「自殺でも保険金は下りるか」という不穏な電話を受ける。相手の声に違和感を覚え必死に引き止めるが、名前を聞かれた直後に通話は切断。翌日、若槻宛に謎のクレームが持ち込まれ、事態は思わぬ方向へと展開していく。

6位『CURE』(1997年)

CURE

首から胸にかけてX字型の切り傷が残されるという異常な手口の連続殺人事件を描いた黒沢清監督のサイコサスペンス。事件の容疑者として記憶を失った男・間宮が浮上し、刑事の高部は尋問を通じて彼の正体に迫ろうとするが、間宮は言葉巧みに人々の精神を操り、周囲を混乱に陥れていく。

7位『仄暗い水の底から』(2002年)

仄暗い水の底から

母親として懸命に生きる松原淑美は、娘との新生活のため移り住んだ古いマンションで、異様な湿気や雨漏り、正体不明の足音など不可解な現象に見舞われる。ある日、娘の郁子が屋上で赤い子供用バッグを見つけたことをきっかけに、恐怖は次第に深まっていく。

8位『冷たい熱帯魚』

冷たい熱帯魚

小さな熱帯魚店を営む男は、家庭の問題から目を背けて生きていた。ある日、娘が万引き事件を起こし、同業者の夫婦に助けられる。交流を深める中で、男は思いがけず殺人事件に巻き込まれていく。

9位『悪の教典』(2012年)

悪の教典

高校教師・蓮実聖司は、生徒や保護者から信頼される一方で、共感性を欠いた冷酷な本性を隠し持っていた。学校内の問題に乗じて犯行を重ねる蓮実は、やがて小さなミスをきっかけに、自身の秘密を守るため生徒全員の殺害を決意する。

10位『罪の声』(2020年)

罪の声

昭和最大の未解決事件を題材にした塩田武士のミステリー小説『罪の声』を、小栗旬と星野源の共演で映画化。平成末期、記者・阿久津は事件の真相を追い調査を進める。一方、京都のテーラー曽根は父の遺品から発見したテープに幼い自分の声を聞き、それが事件の脅迫テープと一致することに気づく。

11位『ミスミソウ』(2017年)

ミスミソウ

東京から地方の中学校に転校した野咲春花は、転校先で孤立し激しいいじめを受ける。唯一の支えはクラスメイトの相場晄だったが、いじめは次第に悪化。ついには春花の自宅が全焼し、家族が命を落とす事態に発展する。心を壊された春花は、復讐へと動き出す。

12位『クロユリ団地』(2013年)

クロユリ団地

謎の死が続くクロユリ団地に引っ越した明日香は、隣室からの不気味な音に悩まされる。やがて隣人の孤独死を発見し、それ以降周囲で異変が相次ぐ。遺品整理に訪れた笹塚と共に、老人が遺した謎の真相を追い始める。

13位『見えない目撃者』(2019年)

見えない目撃者

将来を有望視されていた警察官・浜中なつめは、自身の起こした事故で弟を失い、視力も喪失。職を辞して3年が経っても、心の傷は癒えずにいた。ある夜、偶然出くわした接触事故の現場で、逃げ去る車の中から助けを求める少女の声を耳にする。視えぬ目で再び“真実”を追おうとするなつめの、過去と向き合う闘いが静かに動き出す。

14位『Cloud クラウド』(2024年)

Cloud クラウド

「ラーテル」という名前で転売を行い、順調に収益を上げていた吉井。そんなある日、彼の前に紙袋を被った謎の男が現れる。ネット上にはラーテルに対する激しい憎しみの書き込みが次第に増えており、吉井は自分が何者かに狙われていることを確信する。次第にその疑念は狂気へと変わり、彼の暴走は周囲をも巻き込んでいく。

15位『シライサン』(2019年)

シライサン

親友の急死に深い悲しみを抱え、心の整理がつかずにいた女子大生・瑞紀は、弟を亡くした青年・春男と出会う。奇しくも、2人の死者は同じバイト先に勤めており、死亡時の不自然な状況にも共通点があった。真相を追うことを決意した瑞紀と春男は、亡くなる直前に2人が滞在していたという温泉旅館を訪れ、死の謎に迫っていく。

16位『ミュージアム』(2016年)

ミュージアム

雨の日だけに発生する連続猟奇殺人事件。そのすべての現場には、意味不明なメモが残されていた。事件の捜査を進める刑事・沢村は、犯人が自らを「カエル男」と名乗り、自身の妻子を次なる標的にしていることを知る。執念の捜査の中で、沢村はやがて被害者たちの間にある共通点を突き止め、真相へと迫っていく。

17位『死刑にいたる病』(2022年)

死刑にいたる病

大学生の雅也のもとに届いたのは、24人の少年少女を殺害したとして世間を震撼させた連続殺人犯・榛村からの手紙だった。すでに死刑判決を受けている榛村だが、かつて地元でパン屋を営んでいた彼を、雅也は中学時代に知っていた。手紙には「最後の事件だけは冤罪だ」との訴えが記されており、雅也はその真偽を確かめるべく、独自に調査を開始する。

18位『キャラクター』(2021年)

キャラクター

漫画家のアシスタントとして働く山城は、優れた画力を持ちながらも、その純粋さゆえに悪役を描くことができずにいた。ある日、偶然殺人現場に遭遇し、犯人の顔を目撃した彼は、その姿をもとにサスペンス漫画を描き始める。作品は大ヒットし、山城は一躍注目の漫画家となるが、それがきっかけで自らも深い闇へと足を踏み入れることになる。

19位『ヒメアノ〜ル』(2016年)

ヒメアノ〜ル

ビル清掃会社で契約社員として働く青年は、夢も目標も持てず、孤独で味気ない日々を淡々と過ごしていた。ある日、好意を寄せる同僚から頼まれ、彼女の伝言を届けるために別の職場を訪れることに。だがそこで待っていたのは、高校時代に激しいいじめを受けていた同級生との再会だった。

20位『変な家』(2024年)

変な家

オカルト系動画を制作する雨宮は、マネージャーから引越し予定の間取り図について相談を受ける。違和感を覚えた雨宮は、建築に詳しい栗原に意見を求める。間取りに潜む謎を読み解いていくうちに、栗原はある仮説にたどり着くが、それは常識では考えられない異様なものだった――。

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まとめ:サスペンスホラー邦画で心を揺さぶる体験を

サスペンスホラー邦画は、単なる恐怖だけでなく、人間の深層心理や社会の闇を描き出すことで、観る人に深い印象を残す。今回紹介した作品を通じて、日常の中に潜む非日常を体験してみてはいかがだろうか。

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