怪物狩りFPS『Hunt: Showdown 1896』2026年ロードマップ発表。徹底したチート対策は継続、新武器追加、「Tier 3」ハンター再導入など段階的に実施

オンラインPvPvEシューター『Hunt: Showdown 1896』は11月8日、2025年の振り返りと2026年のロードマップを公開した。人ならざるものを追う“怪物狩り”をテーマにした本作は、昨年にエンジンアップデート、新マップ「Mammon’s Gulch」、そして新世代機向け展開など、大きな刷新を実施。2025年は、そのうえでゲーム全体の土台を整える一年となった。

今年は「Garden of the Witch」「Judgement of the Fool」「Web of the Empress」といったイベントを通して、バグ修正やバランス調整など1000件以上の改善が行われた。最新アップデートでは、巣を張り巡らせる新クリーチャー「Bileweaver」や、プレイに強い影響を与える新システム「Tarot Cards」が登場し、狩りの展開に新しい駆け引きが生まれている。

2026年について、開発チームはまず「公平なプレイ体験」を引き続き強化していくと説明する。過去12か月で14,000以上のアカウントにBAN措置を行うなど、チート対策は継続。あわせて、マッチメイキングやリージョンサーバーの改善を進め、プレイヤー同士の読み合いと緊張感が成立する環境づくりを優先していく。

装備面では、ロードアウトの自由度を広げるため、消費アイテムとツール枠の扱いを見直す試験的な調整を検討中。さらに、特性の強い“実験的な新武器”も2026年に登場する予定だ。

コンテンツ面では、炎がマップ全体に影響する特殊環境「Inferno」の復活が最終テスト段階に入っているほか、Tier 3ハンターは段階的な再導入が計画されている。過去のレジェンダリー要素を現行仕様で再構築する「Legends Return」も継続される。

また、2026年の旧正月イベントは、単なるDLC配信ではなく、キャラクターの物語に焦点を当てた複層型イベントとして展開される予定。長期運用を前提とした新シーズンモデルの導入準備も進んでおり、限定ルールの実験モードも登場する見込みだ。

技術面では、1ミッション内の参加プレイヤー数拡張に向けたテストが近く実施される。新規プレイヤー向けの導入サポートや、品質・パフォーマンス改善も引き続き行われる。

開発チームは「基礎固めが完了した今、これからは公平さと遊びの幅を広げていく」とコメントしており、年内に追加発表が予定されている。

『Hunt: Showdown』はPC(Steam)および海外コンソール向けに発売中。

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