映画『Return to Silent Hill』、2026年1月23日米公開へ―シリーズ屈指の名作が映画化

実写映画『Return to Silent Hill』が2026年1月23日に米国で公開されることが、海外メディアDeadlineの報道により明らかになった。原作は、シリーズの中でも特に人気の高いゲーム『サイレントヒル2』。その映像化ということで大きな注目を集めている。

監督は前作と同じく、フランス出身のクリストフ・ガンズが続投。主人公ジェームズ・サンダーランドを演じるのは、『戦火の馬』などに出演したジェレミー・アーバイン。亡き妻の影を追い、霧に包まれた町「サイレントヒル」へと足を踏み入れる男の物語が描かれる。妻メアリー役には『ジュグヘッド』『JIGSAW』などで知られるハンナ・エミリー・アンダーソンが起用された。

撮影は2023年春にドイツとセルビアでスタート。当初はもっと早く完成する予定だったが、最終的な仕上げは2024年初頭まで持ち越された。ガンズ監督自身が「もっと早く仕上げたかった」と語っており、時間をかけて丁寧なクオリティ管理が行われたことがうかがえる。

ファンにとって嬉しいのは、音楽を担当するのがシリーズおなじみの山岡晃である点。また、“ピラミッドヘッド”として知られる代表的なクリーチャーの登場も予告されており、原作に忠実な構成が期待されている。

配給はCineverseが担当し、全米規模でのワイドリリースを予定。公開に向けて、今後は予告編やイベント展開など、プロモーション活動も本格化していくとみられる。

一方、日本での公開日はまだ発表されていない。北米ではすでに日程が決定しているものの、日本については「公開時期未定」のままだ。ただ、例年の傾向からすれば、数週間から数か月の遅れで国内上映される可能性が高く、今後の続報が待たれる。

さらに現在、サイレントヒルシリーズ全体が大きく動き出している。2024年には『Silent Hill 2』のリメイク版がリリースされ、続いて初代『Silent Hill』を再構築するリメイク版も発表。2025年9月には完全新作『Silent Hill f』の発売も控えており、ゲームと映画の両軸で再始動が進んでいる。

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