映画『アブラハムの息子たち』初トレーラー公開 ─ ヴァン・ヘルシング家を描く新作ホラーが7月全米公開へ

スティーヴン・キングの息子としても知られる作家ジョー・ヒルの短編を原作とした新作ホラー映画『アブラハムの息子たち(原題:Abraham’s Boys: A Dracula Story)』の初トレーラーが、現地時間6月11日に公開された。映画は2025年7月11日より全米で劇場公開される予定。

本作は、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』に登場するヴァン・ヘルシング教授の息子たちを主人公に据えた物語。舞台は1914年、カリフォルニアの孤立した農場。医師でありながら吸血鬼の存在を信じる父アブラハム・ヴァン・ヘルシングと、その教えに疑問を抱く息子たちとの間に生じる葛藤と緊張を描く。主演は『BOSCH』で知られるタイタス・ウェリバー、監督はナターシャ・ケルマニ。配給はRLJE FilmsおよびShudderが担当し、劇場公開後は配信プラットフォームでの展開も予定されている。

原作となった短編「Abraham’s Boys」は、ジョー・ヒルが2004年に発表した短編集『20世紀の幽霊たち』に収録されている。映画化にあたってはホラー要素に加えて家族関係の緊張や歴史的背景も織り込まれており、吸血鬼伝説を異なる視点から描くアプローチとなっている。

日本国内での劇場公開や配信に関する情報は、現時点では発表されていない。配給元のShudderは一部作品を日本でもオンライン配信している実績があるが、本作の国内展開については続報が待たれる。

『アブラハムの息子たち(原題:Abraham’s Boys: A Dracula Story)』は、2025年7月11日より全米公開。

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