今こそ読みたい昭和のホラー漫画6選|無料で読める不朽の名作も

昭和のホラー漫画には、今では見られない独特の怖さがある。理不尽な話の流れや救いのない終わり方、不気味な雰囲気が強く印象に残る。本記事では、そんな昭和ならではのホラー漫画を厳選して紹介。

目次

昭和ホラーの魅力とは?代表する漫画家も紹介

昭和のホラー漫画は、現代の作品にはない強い個性と不気味さを持つ。表現の規制が緩かった時代にあって、タブーに踏み込むような描写や、理不尽な恐怖が特徴だ。夢と現実の区別がつかないまま進む展開や、説明のつかない怖さが読者の心に残る。

漫画『恐怖新聞』第1巻より

代表的な漫画家には、楳図かずお、日野日出志、つのだじろうなどがいる。彼らはホラー漫画の土台を築いた存在で、今も多くの作品が読み継がれている。

編集部が選ぶ、昭和のホラー漫画6選

ここからは、編集部が選ぶ昭和のホラー漫画おすすめ6作品を紹介。

『漂流教室/楳図かずお』

漂流教室/楳図かずお

高松翔は大和小に通う小学6年生。ある朝、母とけんかしたまま登校した彼は、突如として校舎ごと荒野に転移する事態に巻き込まれる。混乱の中で教師たちは命を落とし、残された子どもたちは「大和小学校国」を築くが、外敵や仲間割れが次々と襲いかかり、翔たちは極限のサバイバルに追い込まれていく。

『地獄変/日野日出志』

地獄変/日野日出志

主人公は陰気で醜い無名の絵師。血に魅せられ、恐怖と残酷を描き続けてきた彼は、自らを“地獄絵師”と呼ぶ。ある日、彼は読者に向かって、人生最大の秘密を語りはじめる。

『恐怖新聞/つのだじろう』

恐怖新聞/つのだじろう

「見ていないものは信じない」と言い切る少年・鬼形礼は、心霊話を笑い飛ばしたその夜、未来の出来事を報じる“恐怖新聞”を受け取る。そこには、自分が事故を目撃するという記事が掲載されていた。翌朝、予言どおりの事故が目の前で起こり、現実となった新聞に戦慄する鬼形。霊媒に相談するも逃れられない運命を知り、やがて彼は恐怖新聞を読み続ける決意をする。

『エコエコアザラク/古賀新一』

エコエコアザラク/古賀新一

黒井ミサは美しい少女だが、常に奇妙な言葉をつぶやいている。自らを黒魔術を操る魔女と語るものの、周囲の同級生たちは本気にせず、からかったり面白がったりする。そんなある日、彼女は夜の学校に彼らを呼び出す。

『蔵六の奇病/日野日出志』

蔵六の奇病/日野日出志

昔、絵を描くのが好きな農夫・蔵六の体に、ある日七色の腫れ物ができ始める。森に隔離された彼は、その膿を絵の具にして絵を描き続けた。次第に姿は怪物のように変わり、目も耳も失っていく。やがて村人たちは彼を殺そうと森へ向かうが、そこに蔵六の姿はなく、代わりに七色の甲羅をもつカメが現れ、静かに沼へと消えていった。

『ゲゲゲの鬼太郎/水木しげる』

ゲゲゲの鬼太郎/水木しげる

幽霊族の唯一の生き残りである鬼太郎は、目玉おやじとなった父と共に、人間の家を離れて旅に出る。各地を巡るなかで子泣き爺や砂かけ婆など仲間を得た鬼太郎は、人間とは距離を保ちつつも、悪さをする妖怪たちと戦うようになっていく。

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