
実話に基づく名作からNetflixで話題の新作まで、洋画ホラーの中でも“本当に怖い”と評判の15本を厳選。宗オカルトホラー、サイコロジカルホラー、スプラッターなど、ジャンルの枠を超えて心えぐる最恐映画をランキング形式で紹介。
編集部が選ぶ、“最恐”の洋画ホラーTOP15
実際のレビューや話題性をもとに、編集部が選出した「最恐の洋画ホラーランキング」15作品を紹介。
1位『エクソシスト』(1973)

実話をもとにした悪魔祓いの物語。少女リーガンに取り憑いた悪霊と、それを祓おうとする神父たちの戦いを描く。カトリック的価値観と超常現象を融合させた構成は、半世紀を経た今も色褪せない。
2位『死霊館』(2013)

実在した心霊研究家ウォーレン夫妻による事件記録をもとに制作された作品。ポルターガイスト現象を描いた重厚なホラーで、後の『アナベル』や『ラ・ヨローナ』などのユニバース作品へと連なる起点となった。
3位『サイコ』(1960)

アルフレッド・ヒッチコックによるサイコスリラーの金字塔。モーテルに現れた若い女性が惨殺される事件を皮切りに、精神異常者による恐怖が描かれる。モノクロながら強烈な映像と音響で、ジャンルを越えて評価されている。
4位『ミッドサマー』(2019)

スウェーデンの閉鎖的な村を訪れた若者たちが巻き込まれる異教儀式の惨劇を描いた異色作。昼間の明るさの中で進行する残虐行為や、民族的儀式の演出が観る者に異常な不安を与える。
5位『X-コンタクト』(2015)

アラスカ沖に漂流した旧ソ連の宇宙カプセルを引き上げた船員たちが、未知の寄生生命体に襲われるSFホラー。80年代の特撮ホラーを彷彿とさせる演出と、肉体変異を扱ったグロ描写が特徴。
6位『セブン』(1995)

七つの大罪をモチーフに連続殺人を行う犯人と、追う刑事たちの心理戦を描いたスリラー。道徳や神の概念を利用した猟奇的犯罪と、予想を裏切る結末が衝撃的な名作。
7位『アナベル 死霊館の人形』(2014)

『死霊館』に登場した呪われた人形アナベルを主人公としたスピンオフ。実在した呪物をもとにしながらも、創作ホラーとしての演出に磨きがかかっている。
8位『ソウ』(2004)

目覚めると見知らぬ部屋に監禁されていた二人の男。極限状態で与えられる選択肢と、ジグソウと名乗る犯人による「ゲーム」は、観客に倫理的ジレンマと恐怖を突きつける。
9位『インシディアス』(2010)

幽体離脱をテーマにした異色の超常ホラー。夢と現実、死後の世界を跨ぐストーリーと、突然のジャンプスケアの応酬が観る者の神経を削る。
10位『クワイエット・プレイス』(2018)

音を立てると即死するという世界で、生き延びようとする一家の姿を描いたサバイバルホラー。セリフを極力排した演出と、音響による緊張感が高く評価された。
11位『ヘレディタリー/継承』(2018)

家族の死をきっかけに、日常が崩壊していく様を描いた心理ホラー。遺伝的な狂気、呪術、オカルト要素が複雑に絡み合い、後半の展開には賛否両論が分かれるほどの衝撃がある。
12位『スクリーム』(1996)

アメリカ郊外の町で女子高生が何者かに襲われる事件が発生し、やがて周囲の若者たちが次々と標的となっていく。『ハロウィン』や『13日の金曜日』など、往年のスラッシャー映画へのオマージュを込めつつ、ジャンルそのものをメタ的に再構築したウェス・クレイヴン監督の代表作。
13位『イット・フォローズ』(2014)

「呪い」が性的接触によって伝染していくという独特の設定を持つ作品。不可解な存在に追われる恐怖と、移動速度の遅い怪異というアイデアが新鮮だった。
14位『ザ・リチュアル/いけにえの儀式』(2017)

北欧の森に迷い込んだ男性たちが、異教の儀式に巻き込まれていくという物語。異文化の神話や信仰が恐怖の根源となり、息を詰める展開が続く。
15位『イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)

スティーヴン・キング原作のピエロ型怪異「ペニーワイズ」を現代的にリメイク。青春群像劇とホラーが融合し、若い層からも高い支持を得た。

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