『Cameraman: パイロットエピソード』発表。1980年代のテレビスタジオを舞台にした異空間探索ホラー

RAA Studiosは5月9日、『Cameraman: パイロットエピソード』を正式に発表した。本作はPC(Steam)向けに2025年第3四半期の配信を予定しており、日本語表示にも対応する見込みだ。

『Cameraman: パイロットエピソード』は、1980年代のイギリスのテレビスタジオをモチーフにした異空間を探索する一人称視点のホラーゲーム。プレイヤーは主人公のカメラマンとなり、ある実験の一環として奇妙な“ポケットディメンション”へと送り込まれる。そこでは、かつて何らかの悲劇が発生したとされ、主人公はそれを繰り返し体験しながら、自らの精神が崩壊する前に秘められた真実を見つけ出さなければならない。

ゲームプレイは、主人公が唯一装備するVHSカムコーダーのレンズ越しの視点で進行する。VHS映像特有の滲みや手ブレが表現され、プレイヤーの不安を煽る演出が施されている。探索中には、カメラの映像が乱れたり、グリッチが発生したりすることもあり、不気味な異常現象や謎はそのレンズ越しにしか見えない。また、時間操作パズル重力の方向が変わる場面も存在し、プレイヤーは天井や壁を歩きながら異次元のねじれた構造を突破していく。

本作の開発にあたり、RAA Studiosは1980年代のテレビ番組や、だまし絵で知られる画家エッシャーから影響を受けている。また、実写のニュース風映像の収録風景も紹介されており、その映像はステージ内に設置されたテレビで放映され、本作の物語を伝えるものになるという。なお、本作には「パイロットエピソード」という副題が付いているため、今後シリーズ化される可能性も考えられる。

『Cameraman: パイロットエピソード』は2025年第3四半期に配信予定。対応プラットフォームはPC(Steam)。

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