
TeamKill Mediaが開発を手がける恐竜ホラーアクションゲーム『Code Violet(コード・バイオレット)』の拡張ゲームプレイトレーラーが公開された。本作は、1999年にカプコンより発売された『ディノクライシス』シリーズの精神的後継作として位置づけられており、年内の発売に向け開発が進んでいる。対応プラットフォームはPS5。
物語の舞台は25世紀。地球が大変動により人類の居住に適さない環境となった後、人類は新たな住処を求めて宇宙を旅し、惑星「Trappist 1-E」に植民地を築く。しかし、移住先での環境問題により人類は不妊症に悩まされ、存続の危機に直面する。この問題を解決すべく、過去から女性をタイムスリップさせる計画が実行され、主人公ヴァイオレット・シンクレアもその一環として未来へと送り込まれる。プレイヤーは彼女を操作し、恐竜のようなクリーチャーや敵対的な人類から逃れながら、惑星からの脱出を目指すこととなる。

公開されたトレーラーでは、恐竜と思しきクリーチャーが登場し、ヴァイオレットに向かって襲いかかる。動きが俊敏で攻撃的なため、単なるアクションではなく、回避や遮蔽物を活かした慎重な戦いが必要になりそうだ。レーザー状のバリケードを展開することで恐竜の侵入を一時的に防ぐことができ、戦略的に活用できるギミックも確認できる。
また、映像にはプレイヤーが巨大なT-レックスのような敵に襲われる迫力あるシーンも含まれており、本作が単なる探索型ホラーに留まらず、映画的な演出と高いアクション性を融合させたゲームであることが分かる。

なお本作は、TeamKill Mediaが過去に手がけたホラーシューター『Quantum Error』とも世界観を共有しており、同社の作品全体を通じたストーリー構想が展開される模様。また、開発チームはMOD文化に対する懸念から、PC版のリリースを見送る決定を下しており、PS5独占タイトルとして展開される。

『Code Violet』は、PS5向けに2025年発売予定。