
2003年にPlayStation 2向けタイトルとして発売されたホラーゲーム『SIREN』は、視界ジャックや独特の宗教観を取り入れた作風で国内外の高い評価を得た。続編『SIREN2』(2006年)、リメイク版『SIREN: New Translation』(2008年)を経て、以降シリーズは沈黙を続けている。
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開発ディレクターの動向と新作プロジェクト
シリーズ監督の外山圭一郎氏は、PlayStation Now向けタイトルの提供後、Sonyインタラクティブエンタテインメント(旧SIEジャパンスタジオ)を退社。

2020年には自身のスタジオであるBokeh Game Studioを設立し、初のオリジナルタイトル『野狗子: Slitterhead』を2024年11月にリリースした。現在、同スタジオは『SIREN』続編ではなく、『Slitterhead』関連プロジェクトに注力していると見られる。
新作構想はあったが…『Slitterhead』に吸収されたアイデア
開発当初、『SIREN』の続編としての構想が外山氏の間であったことは示唆されている。

一部インタビューでは、「『Slitterhead』はもし“もしSIREN3を作るとしたら”というアイデアをベースにした」と語られており、結果的に新作のコンセプトが別プロジェクトへと昇華された形になった 。
ファンの期待が続く中、シリーズの動向は不透明
シリーズ誕生から20年以上が経過した今も、新作を望む声は根強く存在しているが、現時点で公式に続編開発の情報は発表されていない。
過去作は一部サブスクリプションサービスでプレイ可能な状態にあるものの、シリーズそのものの再始動に関する動きは確認されておらず、今後の展開は不透明なままだ。
ファンの間では、節目の年やイベントを機に何らかの発表があることを期待する声も見られるが、現状では具体的な計画は示されていない。