
カプコンは、6月6日に開催された「Summer Game Fest 2025」において、シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)』を正式発表した。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC。発売日は2026年2月27日を予定している。
本作は通称『バイオハザード9』として開発されてきたタイトルで、崩壊後のラクーンシティを想起させる舞台や、不穏な環境演出が印象的なサバイバルホラーとなっている。ジャンルとしては、従来シリーズと同様に恐怖とアクションが融合した作品になる見込みだ。

これまでネット上では「バイオハザード9 主人公」に関して、レオン・S・ケネディの登場を期待する声が多く寄せられていたが、今回の発表ではFBI技術解析官グレイス・アシュクロフトが新たな主人公として紹介された。ただし、レオンについては現時点で公式発表はないものの、ストーリー上で何らかの形で登場する可能性も残されている。

物語は、グレイスが母親の死の真相を追って、閉鎖されたウェンウッドホテルを訪れるところから始まる。発表時に公開されたトレーラーでは、彼女が「8年前に亡くなった母、アリッサを思い出す」と語る場面が含まれており、母親の名が「アリッサ」であることが明かされた。このセリフを受けて、ファンの間では「グレイスの母親は『バイオハザード アウトブレイク』のプレイヤーキャラのひとり、アリッサ・アッシュクロフトではないか」との考察が広がっている。


グレイスは、銃器の扱いに不慣れな非戦闘員という設定で、プレイヤーはより無防備な視点から事件に立ち向かうことになる。また、一人称・三人称視点の切り替え機能が搭載されており、状況に応じて視点を自由に切り替えながら探索を進められる。


映像では、廃墟となった施設内の探索や、謎のクリーチャーとの遭遇といったシリーズらしい演出が確認された。ゲームプレイの詳細や登場キャラクターの追加情報については、今後の公式発表で順次明らかにされる見通しだ。

『バイオハザード レクイエム』は、シリーズの一区切りを示唆する構成となっており、「バイオハザード9 完結」として語られる一方、新章の幕開けを意識した位置づけとも言われている。
『バイオハザード レクイエム(バイオハザード9)』は、PS5、Xbox Series X|S、PC向けに2026年2月27日発売予定。