北欧カルトホラー『モルグ 屍体消失』が初のBlu-ray化、1994年公開作がデジタルリマスターで復活

“最も恐ろしいヨーロッパ映画”と称された北欧カルトホラーの傑作『モルグ 屍体消失』が、デジタルリマスター版として9月3日にBlu-rayで発売されることが決定した。価格は税込5,500円。発売元はOSOREZONE、販売元は株式会社ハピネット・メディアマーケティング。

本作は、法科大学の学生マーティンが夜間警備員として病院の遺体安置所で働き始めたことをきっかけに、猟奇的な殺人事件に巻き込まれていくという内容。死体損壊や屍姦といった過激な描写を含みながらも、公開当時のデンマーク国内では興行成績1位を記録した。さらに、カンヌ国際映画祭批評家週間にも出品され、国際的な注目を集めた。

監督はオーレ・ボールネダル。主演は、後に『ゲーム・オブ・スローンズ』でジェイミー・ラニスター役を務めるニコライ・コスター=ワルドーで、他にキム・ボドゥニア、ソフィエ・グロベルらが出演している。1997年には本作を基にしたハリウッド版リメイク『ナイトウォッチ』が製作され、主演をユアン・マクレガーが務めた。

日本国内ではVHSが一度発売されたのみで、長らく視聴が困難な状態にあったが、今回のBlu-ray化により、高解像度の映像で本作を鑑賞できるようになる。映像特典として予告編も収録される。リマスター版は本編94分で、音声はデンマーク語、日本語字幕付きで収録。

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