『SILENT HILL f』最新映像を公開。制作の裏側と新たな“バケモノ”の姿をお披露目【KONAMI PRESS START】

コナミは6月12日、公式ゲーム情報番組「KONAMI PRESS START」を配信し、約37分にわたる放送の締めくくりとして、サイレントヒルシリーズ最新作『SILENT HILL f』の新映像と制作舞台裏を公開した。

番組ではまず、霧に包まれた架空の田舎町「戎ヶ丘(えびすがおか)」を舞台に、不穏な雅楽の音色が響く中で物語が始まる様子が映し出された。続く制作チームのインタビューでは、シリーズプロデューサーの岡本基氏が「サイレントヒルは西洋ホラーと和風ホラーのエッセンスが融合したシリーズだったが、シリーズを重ねるごとに和風ホラーのエッセンスが失われていったように感じる」と述べ、今作について「和風ホラーのエッセンス100%のサイレントヒルを作ってみたいという気持ちができた」と語った。

岡本氏はまた、「和風のサイレントヒルを作るなら、日本やアジアの制作チームがよいと考えており、そのタイミングでアジアの『ネオバーズ』と出会った。日本の大手パブリッシャーとも仕事をしており、コミュニケーションも円滑に進んだ」と開発体制についても言及した。

本作は「美しいがゆえに悍ましい」というコンセプトを掲げており、映像終盤には新たなバケモノの姿も公開された。長く垂れ下がる舌と燃えるような頭部、ミイラのような外見を持つ異形が、俊敏な動きで主人公・深水雛子に襲いかかる様子が確認できた。

『SILENT HILL f』は、PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Windows/Epic Games Store)向けに9月25日発売予定。

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