
全編が犬の視点で描かれるホラー映画『グッド・ボーイ(原題)/Good Boy』の海外版予告編が、現地時間10月18日にIFC Filmsの公式YouTubeチャンネルで公開された。犬が“主演”を務めるという珍しい設定のホラーとして注目を集めており、公開直後からSNSを中心に話題が広がっている。
物語は、飼い主トッドと愛犬インディが田舎の実家へ引っ越してくるところから始まる。新しい家は“呪われた家”と噂される場所で、インディはそこで不穏な現象を目撃する。けれども、その恐怖を人間の言葉で伝えることはできない。やがてトッドの身に危険が迫り、インディは見えない“何か”と向き合うことになる。
予告編では、子犬時代のインディとトッドの微笑ましい映像から始まり、途中で一気に雰囲気が一変。ドアに頭を打ちつける人物や、唸り声をあげる祖父、そしてラストに映るインディの背後の“何か”――。短い映像ながら、不穏な空気をたっぷり漂わせている。
監督は新鋭ベン・レオンバーグ。本作が長編デビュー作となる。主演を務めるインディは監督自身の愛犬で、CGを一切使わずリアルな演技を披露している。SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭での初上映では高く評価され、Rotten Tomatoesでは批評家スコア95%を記録。「今年最高のホラー映画」(IndieWire)、「動物の演技史上最高」(Should I See It)といった絶賛コメントも寄せられた。
一方で、予告編公開後には「『Good Boy』で犬は死ぬのか?」という検索がGoogleで2000%以上急増。Screen Rantによると、愛犬家を中心に“インディの安否”を気にする声が相次いでいるという。SNSでは「犬が死ぬ映画は無理」「ネタバレ見たくないけど気になる」といったコメントが飛び交っている。
映画『グッド・ボーイ(原題)/Good Boy』は2025年10月3日に全米公開予定。日本での公開は現時点では未定だ。