
1975年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』は、海の恐怖を描いたパニック映画の金字塔として、映画史に深く刻まれた。それから50年、サメ映画というジャンルはB級からA級まで多様に展開され、今なお新作が生まれ続けている。そこで本記事では、『ジョーズ』の遺産を受け継ぎつつ独自の魅力を放つ、サメホラー映画の注目作を紹介。
目次
サメホラー映画おすすめ5選
『ディープ・ブルー』(1999)
遺伝子操作によって知能を高められたサメが研究施設を襲うSFパニック作品。知能を持ったサメという設定が新鮮で、スピード感のある展開と容赦ない襲撃シーンが特徴。サミュエル・L・ジャクソンの意外すぎる“あのシーン”はジャンルファンの語り草になっている。
『シャーク・ナイト』(2011)
湖に集まった大学生たちが、突如として現れたサメの恐怖に晒される。淡水域でのサメ襲撃という異常事態と、背後にある人間の悪意が物語にひねりを加えている。B級色を帯びながらも、緊張感のあるシーンが続く快作。
『MEG ザ・モンスター』(2018)
太古の海から甦った巨大ザメ・メガロドンが人類を襲う。ハリウッド大作として製作された本作は、ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画としても見どころが多い。海底探査、サバイバル、そしてモンスター映画の要素を融合させたスケールの大きさが魅力。
『シャークネード』(2013)
トルネードに乗ってサメが空から降ってくるという、荒唐無稽な発想でシリーズ化まで果たした異色作。ツッコミどころ満載だが、あえて全力でバカをやる潔さがカルト的な人気を生んだ。B級映画の進化形とも言える存在。
『オープン・ウォーター』(2003)
実話をもとにしたシンプルな漂流ホラー。ダイビング中にボートに置いていかれ、サメのいる海に取り残された夫婦の恐怖をリアルに描く。CGや派手な演出に頼らず、じわじわと不安を煽る描写が印象的。