『ソウ』シリーズ、新たな局面へ ─ ブラムハウスがツイステッド・ピクチャーズからフランチャイズを取得

米ホラー制作会社ブラムハウス・プロダクションズが、映画『ソウ(SAW)』シリーズのフランチャイズ権をツイステッド・ピクチャーズより取得したことが明らかとなった。米メディア「ブラッディ・ディスガスティング(Bloody Disgusting)」が2025年6月4日(現地時間)に報じた。

『ソウ』シリーズは2004年に第1作が公開され、これまでに全10作が製作。全世界累計で11億ドル以上の興行収入を記録している。シリーズの製作は、これまでツイステッド・ピクチャーズとライオンズゲートが共同で担ってきたが、今回の契約により、ブラムハウスはライオンズゲートと共にフランチャイズを共同所有する立場となる。

なお、シリーズ第11作『ソウXI』の制作は当初2024年に予定されていたが、制作方針を巡る両社間の意見の食い違いから延期されていた。今回の権利譲渡は、この膠着状態を打開する動きとみられる。

ブラムハウスはこれまで『ゲット・アウト』『パラノーマル・アクティビティ』『ハロウィン』シリーズのリブート版などを手がけ、低予算で高収益を上げるモデルを確立してきた。『ソウ』シリーズについても、同様の手法で再始動を図る可能性が高い。

現在のところ、『ソウ』シリーズの今後の展開や第11作の制作スケジュールについては明らかにされていない。

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