水深91メートル、酸素残量わずか“10分”──実話ベースの深海サバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』が9月26日公開へ

日本での配給を担当するキノフィルムズは本日6月19日、映画『ラスト・ブレス(原題:Last Breath)』を9月26日(金)より全国公開すると発表した。

極寒の深海、酸素残量わずか10分という極限状態に置かれた飽和潜水士の実話を基にした本作は、アレックス・パーキンソン監督がメットフィルム製作のドキュメンタリーを長編映画化したサバイバル・スリラーだ。主演にはウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティスら豪華キャストが名を連ねる。

物語は、北海油田のパイプライン保守作業中、DPS(ダイナミック・ポジショニング・システム)の誤作動によって若手潜水士クリス(フィン・コール)が支援船から切り離され、通信および酸素供給を失った状態で水深91メートルの海底に取り残されるという内容。クリスが装着していた緊急用ボンベには約10分分の酸素しか残っておらず、対応にあたる作業チームには迅速な判断と連携が求められる状況が描かれる。

実話の力学を活かすため、監督に本作と同一事故を題材にした2019年のドキュメンタリーを手がけたアレックス・パーキンソンを起用。リアリズムを徹底的に追求し、潜水ベルや潜水装備などの細部まるごと再現された現場を舞台に、極限状況の緊張感を鮮烈に描き出す。

また日本公開に先駆けて、日本版予告編およびポスタービジュアルが公開された。ポスターは、命綱が切れた潜水士が水深へと投げ出される瞬間を捉えたデザインで、「残された酸素は、わずか10分――」というコピーが、深海の恐怖と刻一刻と迫るタイムリミットの緊張感を強調している。

本作は、フォーカス・フィーチャーズによって今年2月に全米公開され、興行順位では『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次ぐ初登場2位を記録。辛口レビューサイト「ロッテントマト」では観客スコア91%の高評価を得ており、「耐え難いほどの緊張感」「今年最もサスペンスフル」と絶賛された。

映画『ラスト・ブレス(原題:Last Breath)』は、9月26日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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