
PS5で遊べるホラーゲームの中から、2025年現在特に注目を集めている“怖い”作品を厳選してご紹介。名作から話題の新作まで、恐怖のバリエーションも豊富。心臓の弱い人は要注意!
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。リンク経由での購入により、筆者に収益が発生することがありますが、掲載内容の選定や評価には一切影響していません。
今後発売予定のPS5向け新作ホラーゲーム
2025年は、PS5向けに個性派ホラーゲームのリリースが相次ぐ年になりそうだ。国内外の注目作を中心に、見逃せない新作を一挙に紹介していく。
『SILENT HILL f』(2025年9月25日発売)

ジャンル | サイコロジカルホラー |
発売日 | 2025年9月25日 |
メーカー | NeoBards Entertainment |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『SILENT HILL f』は、2025年9月25日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けに発売予定のシリーズ最新作だ。開発は台湾のNeoBards Entertainmentが担当し、脚本には『ひぐらしのなく頃に』で知られる竜騎士07を起用している。舞台は1960年代の日本・恵深ヶ丘という架空の町で、シリーズ初の日本を舞台にした作品となる。プレイヤーは高校生・清水雛子として、霧に包まれた町を探索し、異形の存在と対峙する。
本作では、近接戦闘に重点を置いたアクションが特徴だ。雛子はパイプや槍を用いて敵と戦い、探索中にはパズルを解く場面も存在する。これらの要素は、物語と密接に関連しており、プレイヤーの選択が雛子の運命に影響を与える仕組みとなっている。また、PS5 Proではグラフィックの強化が施され、安定したフレームレートでのプレイが可能だ。
音楽は山岡晃と稲毛謙介が担当し、視覚面ではアーティストのkeraがデザインを手がけている。これにより、日本の伝統的な要素とシリーズの雰囲気が融合した独自の世界観が構築されている。『SILENT HILL f』は、シリーズの新たな方向性を示す作品として注目されている。
『Five Nights at Freddy’s: Secret of the Mimic』(2025年6月13日発売)

ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2025年6月13日 |
メーカー | Steel Wool Games |
レーティング(CERO) | - |
『Five Nights at Freddy’s: Secret of the Mimic』は、人気ホラーゲームシリーズ『FNaF』の新作として、Steel Wool Studiosが開発した一人称視点アドベンチャーゲームだ。2025年6月13日にPC(Steam/Epic Games Store)およびPS5向けに発売予定で、PS VR2にも対応。
物語は、発明家エドウィン・マレーが開発した「ミミック」と呼ばれる内骨格プロトタイプの回収任務を描いている。プレイヤーは、廃墟となった倉庫内を探索し、ミミックの回収を目指す。ミミックはどのようなコスチュームにも適応し、さまざまなキャラクターに擬態できるが、誤作動を起こす可能性があり、回収作業には危険が伴う。
ゲームプレイでは、プレイヤーが倉庫内を移動しながらアイテムを発見し、各所に設置されたギミックを作動させつつ、ミミックの回収を進めていく。道中では徘徊する機械人形と遭遇する場面もあり、それらを回避しながら進む必要があるようだ。
『Alien: Rogue Incursion Evolved Edition』(2025年10月1日発売)

ジャンル | サイコロジカルホラー |
発売日 | 2025年9月25日 |
メーカー | コナミデジタルエンタテインメント |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『Alien: Rogue Incursion Evolved Edition』は、Surviosが開発した一人称視点のアクションゲームだ。プレイヤーは元植民地海兵隊員のズラ・ヘンドリックスとなり、惑星パーダンにあるジェミニ・エクソプラネット・ソリューションズの研究施設に潜入する。目的は、ウェイランド・ユタニ社の極秘実験の証拠を収集し、地球外生命体ゼノモーフの脅威に対処することだ。
本作は、VR版『Alien: Rogue Incursion』の非VR対応版であり、ビジュアルの強化やゲームプレイの改善が施されている 。プレイヤーは、パルスライフルやショットガン、リボルバーなどの武器を使用し、ゼノモーフと戦う。また、モーショントラッカーを活用して敵の接近を察知し、ステルスや回避行動を駆使して進行する。施設内には、弾薬や医療キットなどの資源が限られており、探索によって補給しなければならない。
登場するゼノモーフは、壁や天井を移動し、ダクトやトンネルを通じてプレイヤーを追跡する。また、フェイスハガーやプレトリアンなど、異なる種類の敵が存在し、それぞれ異なる行動パターンを持つ。本作は、2部構成の物語の第1部であり、ズラの戦いの始まりを描いている。
【2025年最新】PS5向けホラーゲームおすすめランキング27選!
1位『SILENT HILL 2』

恐怖レベル | ★★★★★ |
ジャンル | サイコロジカルホラー |
発売日 | 2024年10月8日 |
メーカー | Bloober Team |
レーティング(CERO) | C (15才以上) |
『SILENT HILL 2』は、Bloober Teamが手がけたサバイバルホラーのリメイク作品で、2024年10月8日にPS5向けに登場した。主人公ジェイムス・サンダーランドが亡き妻からの手紙を手がかりに、霧に包まれた街サイレントヒルを訪れる。現実と幻想が交錯する物語や、不気味なクリーチャーの存在、人間の内面に迫る重厚なテーマが見どころとなっている。
特に“ピラミッドヘッド”に代表される象徴的な演出は、多くのファンの記憶に残る要素だ。Unreal Engine 5を使用したグラフィック表現に加え、DualSenseコントローラーの触覚フィードバックやアダプティブトリガーによって、緊張感のあるプレイ体験が実現されている。
さらに、26枚のポラロイド写真を使った隠しメッセージなど、新たな仕掛けも導入されている。発売から4日で100万本を売り上げ、累計200万本を突破するなど、商業的な成功も記録している。

2位『バイオハザード RE:4』

恐怖レベル | ★★★★★ |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2023年3月24日 |
メーカー | カプコン |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『バイオハザード RE:4』は、2005年に発売された『バイオハザード4』のリメイク作品で、カプコンが手がけるサバイバルホラーシリーズのひとつ。主人公レオン・S・ケネディは、大統領の娘アシュリーを救出するため、謎のカルト集団が支配するヨーロッパの村へと向かう。
オリジナル版のゲーム性を活かしつつ、グラフィックや操作性は現代の水準に合わせて刷新されている。敵の動きや戦闘演出も再設計され、よりリアルでスリリングな戦闘が可能になった。従来よりもホラー要素が強まり、探索や照明演出による緊張感が高まっているのも特徴だ。
ナイフや武器の耐久要素、パリィの導入など新たな要素も追加されており、戦略性が増している。商人との取引や装備の強化など、リプレイ性の高い設計も健在で、シリーズ経験者にも初めてのプレイヤーにもおすすめできる内容となっている。

3位『The Last of Us Part II Remastered』

恐怖レベル | ★★★★★ |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2024年1月19日 |
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『The Last of Us Part II Remastered』は、オリジナル版の内容に加え、グラフィックの向上や新たなゲームモードを追加したリマスター作品だ。プレイヤーは、パンデミックにより荒廃したアメリカを舞台に、エリーとアビーの2人の視点から物語を進める。それぞれのキャラクターが抱える過去や目的が交錯し、複雑な人間関係と選択が描かれる。
本作では、新たに「No Return」と呼ばれるローグライクなサバイバルモードが追加された。このモードでは、プレイヤーが選択したキャラクターでランダムに生成されるステージを攻略し、敵との戦闘やリソースの管理を行う。また、開発初期段階で未公開だったステージや、ギター演奏モード、開発者のコメンタリーなどのコンテンツも収録されている。
グラフィックはネイティブ4K解像度に対応し、照明やテクスチャの品質が向上している。さらに、DualSenseコントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーに対応し、操作感が強化された。
4位『MADiSON(マディソン)』

恐怖レベル | ★★★★★ |
ジャンル | サイコロジカルホラー |
発売日 | 2022年7月8日 |
メーカー | Bloodious Games |
レーティング(CERO) | D (17才以上) |
『MADiSON(マディソン)』は、アルゼンチンのBloodious Gamesが開発したサイコロジカルホラーゲームだ。プレイヤーは16歳の少年ルカとなり、祖父母の家で目覚める。彼は、かつて連続殺人犯マディソン・ヘイルが使用していたインスタントカメラを誕生日プレゼントとして受け取る。このカメラには、未完の儀式を完遂しようとする悪霊が宿っており、ルカはその影響下で家族の歴史と向き合うことになる。
ゲームの進行には、カメラを用いた写真撮影が重要な役割を果たす。撮影によって隠された情報や新たな道が明らかになり、現実世界に変化をもたらす。プレイヤーは、教会や地下トンネルなど、現実と異なる空間を探索しながら、パズルを解き、アイテムを収集して物語を進める。敵との直接的な戦闘はなく、限られたインベントリ枠の管理や、特定の場面での即死要素が緊張感を高める。
本作は、ジャンプスケアや音響演出を多用し、プレイヤーの心拍数を上昇させる設計となっている。科学的な調査では、プレイヤーの平均心拍数が97bpm、最大で131bpmに達したとの報告がある。また、ゲーム内には「ブルーニーズ」や「ガスマスクの男」など、複数の異形存在が登場し、ルカの精神状態に影響を与えるようになっている。
5位『アランウェイク II デラックスエディション』

恐怖レベル | ★★★★☆ |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2023年10月27日 |
メーカー | Remedy Entertainment |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『アランウェイク II デラックスエディション』は、Remedy Entertainmentが開発したサバイバルホラーゲーム『アランウェイク II』に、拡張コンテンツや前作のリマスター版を加えた特別版。現実と虚構が入り混じる世界で、作家アラン・ウェイクとFBI捜査官サーガ・アンダーソンの2人が、連続殺人事件の謎を追う物語が描かれる。
本編では視点を切り替えながら、それぞれの真実を探る構成になっており、プレイヤーの解釈が試される演出が随所に盛り込まれている。ライトを駆使した戦闘や、閉塞感のあるロケーションが緊張感を生む設計となっている。
デラックスエディションには2つの拡張DLCやゲーム内アイテムに加え、初代『アランウェイク リマスター』も収録。シリーズ未経験者でも世界観を補完しながら楽しめるパッケージだ。CERO Z指定のため、購入する際は注意が必要。
6位『Until Dawn-惨劇の山荘-』

恐怖レベル | ★★★★☆ |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2015年8月25日 |
メーカー | Ballistic Moon |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『Until Dawn -惨劇の山荘-』は、雪山に建つロッジを舞台に、若者たちが謎の殺人鬼に追い詰められる様子を描いたPS5向けサバイバルホラー。プレイヤーは8人のキャラクターを操作しながら物語を進め、選択肢によって生死や展開が大きく変化する「バタフライエフェクト」システムが特徴だ。
映画のような演出とリアルなフェイシャルアニメーションにより、インタラクティブドラマとしての完成度が高い。操作は一部QTEを採用しており、瞬時の判断がキャラクターの運命を左右する緊張感のある構造になっている。
ホラー映画へのオマージュが随所に散りばめられており、スラッシャーや超自然的要素が混在する展開も魅力。複数回のプレイによって全貌が明らかになる構成のため、リプレイ性も高い。シリーズ未経験でも十分に楽しめる内容だ。

7位『Horror Tales:飢える者』

恐怖レベル | ★★★☆☆ |
ジャンル | SFアクションホラー |
発売日 | 2024年6月17日 |
メーカー | CarlosGameDev |
レーティング(CERO) | C (15才以上) |
『Horror Tales: 飢える者』は、CarlosGameDevが開発したSFアクションホラーで、2024年6月17日にPS5、Xbox Series X/S、PC向けに発売された。プレイヤーは、崩壊した世界で目覚めたサイボーグ「ベガー」となり、謎の存在「モーヴィン」に追われながら、失われた文明の痕跡を辿る旅に出る。
本作の特徴は、時間や天候を操作する能力を駆使した環境パズルと、物理演算を活用した戦闘システムにある。昼夜の切り替えや降雨によって地形が変化し、進行ルートが開かれる仕組みが斬新だ。敵との戦闘では、テレキネシスで物体を投げつけることで応戦するが、敵は進化し続けるため、戦略的な対応が求められる。
Unreal Engine 5とNVIDIA DLSSによる高品質なグラフィックが、荒廃した世界の美しさと恐怖を際立たせている。プレイ時間は約3〜4時間と短めだが、独特の世界観とゲームプレイが印象的で、ホラーゲームファンにとっては見逃せない一作となっている。
8位『Dead by Daylight スペシャルエディション』

恐怖レベル | ★★★★☆ |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2021年7月8日 |
メーカー | 3goo |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『Dead by Daylight スペシャルエディション』は、非対称型マルチプレイヤーのサバイバルホラーゲームで、1人の殺人鬼と4人の生存者が「殺戮場」と呼ばれるフィールドで命がけの鬼ごっこを繰り広げる。生存者は発電機を修理して脱出を目指し、殺人鬼はそれを阻止するというシンプルながら奥深いゲーム性が特徴だ。
スペシャルエディションには、ゲーム本編に加え、7人の殺人鬼と9人の生存者が収録されており、初心者にも扱いやすい構成となっている。さらに、全31曲を収録したオリジナルサウンドトラックCDが同梱されており、ゲームの世界観を音楽でも楽しむことができる。
また、定期的なアップデートにより、キャラクターやマップのグラフィックが改善され、プレイヤーがカスタマイズできる設定の幅も広がっている。オンライン専用のため、プレイにはインターネット接続が必要だが、仲間と協力して脱出を目指す緊張感と達成感は格別。

9位『Alone in the Dark』

恐怖レベル | ★★★★☆ |
ジャンル | サイコロジカルホラー |
発売日 | 2024年3月20日 |
メーカー | THQ Nordic |
レーティング(CERO) | C (15才以上) |
『Alone in the Dark』は、1992年に発売された同名作品のリメイクで、2024年3月20日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けに登場した。舞台は1920年代のアメリカ南部。主人公エミリー・ハートウッドと私立探偵エドワード・カーンビーは、行方不明となったエミリーの叔父ジェレミーを探すため、精神病棟「デルセト屋敷」を訪れる。
プレイヤーはエミリーまたはエドワードのいずれかを操作し、屋敷内を探索する。選択したキャラクターによって、異なる視点やイベントが展開される。ゲームは三人称視点で進行し、戦闘では銃器や近接武器、投擲可能なオブジェクトを駆使して敵と対峙する。探索中には、弾薬や鍵、日記、手紙などのアイテムを収集し、物語の背景や目的を明らかにしていく。
本作は、サイコホラーと南部ゴシックを融合させた世界観を特徴とし、プレイヤーの信念を揺るがすような冒険が待ち受ける。
10位『バイオハザード ヴィレッジ』

ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2022年3月25日 |
メーカー | カプコン |
オンライン対応 | × |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |
『バイオハザード ヴィレッジ』は、前作『バイオハザード7』の数年後を描くシリーズ第8作。主人公イーサン・ウィンターズは、妻ミアと娘ローズと共に平穏な生活を送っていたが、突如現れたクリス・レッドフィールドによってその日常は崩壊し、ローズを奪われてしまう。イーサンは娘を取り戻すため、謎めいた「村」へと足を踏み入れることになる。
本作は一人称視点を採用し、プレイヤーはイーサンとして村を探索する。村は四貴族によって支配されており、それぞれが独自の領地を持つ。プレイヤーは、ドミトレスク夫人の城やベネヴィエント邸など、多彩なエリアを巡りながら、敵との戦闘や謎解きを進めていく。戦闘では、銃器や近接武器を駆使し、リソース管理が求められる。
また、ゲーム内には商人「デューク」が登場し、武器の購入や強化、アイテムの売買が可能である。さらに、DLC「ウィンターズ エクスパンション」では、イーサンの娘ローズを主人公とした新たな物語「シャドウズ オブ ローズ」が追加され、シリーズの世界観をより深く楽しむことができる。
11位『Poppy Playtime Triple Pack』

『Poppy Playtime Triple Pack』は、『Poppy Playtime』シリーズのチャプター1から3までをまとめたソフトだ。プレイヤーは廃工場と化した「Playtime Co.」を調査する元社員となり、10年前に起きた失踪事件の手がかりを探しながら施設内を進んでいく。
ゲームでは「GrabPack」と呼ばれる義手型ツールを使い、電力の供給、スイッチの操作、障害物の除去などを行う。各チャプターごとに探索範囲が広がり、追加される新たな機能や仕掛けによって異なるギミックが展開される構成になっている。
登場キャラクターには、ハギーワギー、マミーロングレッグス、キャットナップなどが含まれる。これらのキャラクターは、それぞれの章で個別の出現方法や行動パターンを持ち、プレイヤーの行動に応じて反応する設計となっている。
12位『The Medium -霊-』

『The Medium -霊-』は、Bloober Teamが開発した三人称視点のサイコロジカルホラーゲーム。プレイヤーは霊媒師マリアンヌとして、現実世界と霊界を同時に探索し、廃墟となった「ニワ保養所」に隠された過去の惨劇の真相に迫る。
本作の特徴は、特許取得済みの「デュアルリアリティ」システムにある。画面を分割し、現実世界と霊界を同時に表示することで、2つの世界を行き来しながら謎解きを進める。霊界では幽体離脱や霊力を駆使し、現実世界ではアクセスできない場所への到達や障害の突破が可能となっている。
また、霊界のビジュアルはポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキーの作品から着想を得ており、不気味で幻想的な世界観を演出している。音楽は『サイレントヒル』シリーズで知られる山岡晃氏とArkadiusz Reikowski氏が共同で担当し、重厚で不穏なサウンドがゲームの雰囲気を一層引き立てている。
13位『Observer: System Redux』

サイバーパンクな未来のホラー
『Observer: System Redux』は、Bloober Teamが手がけるサイバーパンクホラーアドベンチャーで、2017年に発売された『>observer_(オブザーバー)』のリマスター版。舞台は2084年のディストピア都市クラクフ。プレイヤーは警察の特殊部隊「オブザーバー」の一員であるダニエル・ラザルスキとなり、消息を絶った息子からの謎のメッセージを手がかりに、スラム街での捜査に乗り出す。
本作の特徴は、他人の脳内に侵入し、記憶や感情を追体験する「ドリームイーター」システムにある。現実世界での捜査と、歪んだ精神世界での探索が交錯し、プレイヤーは次第に現実と幻想の境界を見失っていく。視覚や聴覚を揺さぶる演出が、じわじわと精神を侵食するような恐怖を生み出している。
リマスター版では、4K解像度やレイトレーシング、HDRライティングなどによりグラフィックが大幅に強化され、新たに3つのサブシナリオも追加されている。完全日本語吹替版が用意されており、ダニエル役は浪川大輔が担当している。サイバーパンクと心理ホラーが融合した本作は、独特の世界観と没入感を求めるプレイヤーにおすすめの一作だ。
ジャンル | サイバーパンクホラー |
発売日 | 2021年7月8日 |
メーカー | NAパブリッシング |
オンライン対応 | × |
レーティング(CERO) | Z (18才以上) |

14位『Finding Frankie』

『Finding Frankie』は、一人称視点で進行するアクションゲーム。プレイヤーはシリアル箱に仕込まれた招待状を見つけたことで、謎の番組「Frankie’s Parkour Palace」への参加者として選ばれる。舞台は巨大な屋内パルクール施設で、コースを突破しながらその裏にある目的を探っていくことになる。
ゲーム内では、壁ジャンプ、バーのスイング、レールグラインド、トランポリンなど、さまざまなアクションを駆使してコースを駆け抜ける。補佐役として「ダック警部補」というアヒル型ロボットが同行し、暗闇を照らしたり、レーダーで周囲を確認したりとプレイヤーをサポートする。
各ステージには異なる仕掛けと雰囲気が用意されており、進むごとにキャラクターたちの本性が現れる。フランキーやヘンリー・ホットラインなど、元はマスコットだった存在も、施設内では警戒すべき対象に。パルクールにホラー要素が加わった、爽快感のあるアクションホラーゲームだ。
15位『女鬼橋二 釋魂路』

台湾のゲーム会社SOFTSTAR ENTERTAINMENTが開発した一人称視点のサバイバルホラー『女鬼橋二 釋魂路』は、前作『女鬼橋 開魂路』の続編であり、映画『女鬼橋2:怨鬼樓』をベースにしている。舞台は都市伝説の残る文華大学の「大忍館」。学生たちがホラー映画の撮影中に遭遇する怪異や、過去の失踪事件を追う記者の視点など、複数のストーリーが重なり合う構成となっている。
ゲームプレイは、探索や謎解き、逃走といった要素が中心。新たに登場するアイテム「護元灯」は、隠された手がかりを照らし、幽霊の襲撃から身を守る手段にもなる。物語はプレイヤーの選択によって分岐し、複数のエンディングが用意されている点も特徴だ。
台湾の民間伝承や学園怪談を背景に据えた演出に加え、大学構内のリアルな描写が恐怖の臨場感を高めている。登場する幽霊は前作よりも多く、それぞれに異なる設定が与えられており、プレイヤーの緊張感を持続させる仕掛けとなっている。
16位『Five Nights at Freddy’s: Help Wanted 2』

『Five Nights at Freddy’s: Help Wanted 2』は、人気ホラーゲーム『FNaF』シリーズのミニゲーム集第2弾にあたる作品だ。前作同様、シリーズの世界観をベースにしながらも、さまざまな形式のゲームプレイを取り入れており、短時間で区切られたチャレンジをテンポよくこなしていく内容となっている。
本作では、新たに6つのカテゴリに分けられたミッションが用意されており、「パーティー準備」「セキュリティチェック」「修理作業」など、職務別の役割を模した内容が特徴。操作はシンプルだが、制限時間や細かい手順が求められるため、集中力と記憶力が試される仕組みになっている。
登場キャラクターには、従来のアニマトロニクスに加えて『Security Breach』のキャラも含まれており、シリーズファンにも見逃せない構成となっている。視点操作や細かい手の動作など、VRならではのインターフェースにも調整が加えられており、快適なプレイ感を追求している。なお本作は、VR機器がなくてもプレイ可能だ。

17位『夕鬼』

日本の怪談がテーマのホラー
『夕鬼』は、1990年代の日本を舞台にした一人称視点のホラーアドベンチャーゲームだ。主人公は小学五年生の少女で、肝試しに参加したことをきっかけに、ツンと呼ばれる幽霊に取り憑かれ、夕焼けに染まる異世界へと連れ去られる。プレイヤーは、学校、病院、日本家屋が不規則につながる空間を探索し、脱出のためのアイテムを集めながら進行する。
ゲームは全五章で構成され、各章は「かくれんぼ」と「鬼ごっこ」の二部構成となっている。前半では、ステージ内に隠された人形を探し出す必要があり、後半では、取得した人形を持って、記憶を頼りに来た道を戻りながら脱出を目指す。敵は目の見えないタイプや耳の聞こえないタイプなどが存在し、それぞれに応じた対処法が求められる。
主人公は非力な小学生であるため、敵を倒す手段を持たない。そのため、息を止めてやり過ごす、物陰に隠れる、走って逃げるなどの行動が必要となる。また、ゲームには複数のエンディングが用意されており、プレイヤーの選択によって物語の結末が変化する。さらに、裏シナリオも存在し、周回プレイによって新たな展開を楽しむことができる。
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 2021年8月19日 |
メーカー | コーラス・ワールドワイド |
オンライン対応 | × |
レーティング(CERO) | B(12歳以上) |
18位『Dead Space』

宇宙船を舞台としたSFホラー
『Dead Space』は、2008年に発売されたオリジナル作品を基に、最新技術で再構築されたサードパーソン視点のサバイバルホラーゲームだ。プレイヤーはエンジニアのアイザック・クラークとなり、惑星Aegis VIIの軌道上にある採掘船USG Ishimuraで発生した異常事態の調査に赴く。船内では、死体が変異した生命体「ネクロモーフ」が徘徊しており、アイザックは工具を武器にして生き延びることを目指す。
本作では、オリジナル版で無口だったアイザックが声を発するようになり、他のキャラクターとの会話が追加されている。また、船内の探索はシームレスに行えるようになり、トラムを使わずに各エリアを行き来できる。さらに、敵の出現や環境効果をランダムに変化させる「インテンシティディレクター」システムが導入され、プレイごとに異なる展開が楽しめる。
戦闘面では、敵の部位を切断する「戦略的切断」システムが強化され、攻撃によって敵の皮膚や筋肉が剥がれる「ピール」システムが追加された。ゼログラビティエリアでは、スラスターを使った自由な移動が可能となり、探索の幅が広がっている。また、武器やスーツのアップグレード要素も拡張された。
ジャンル | SFホラー |
発売日 | 2023年1月27日 |
メーカー | エレクトロニック・アーツ |
オンライン対応 | – |
レーティング(CERO) | – |
19位『Ghostwire: Tokyo』

東京・渋谷を舞台にしたアクションホラー
『Ghostwire: Tokyo』は、Tango Gameworksが開発した一人称視点のアクションアドベンチャーゲームだ。舞台は、突如として人々が消失し、霊的存在「ビジター」が徘徊する東京。主人公・暁人は、事故で瀕死となった際に霊的探偵「KK」に憑依され、超常的な能力を得る。彼は、妹・真理を救うため、仮面の男「般若」が引き起こした事件の真相を追う。
ゲームプレイでは、「エーテルウィービング」と呼ばれる風・火・水の属性攻撃を駆使し、ビジターと戦う。敵の核心を露出させて破壊することで、即座に撃破可能だ。また、霊視を用いて周囲の敵やアイテムを探知し、鳥居を浄化することでマップ上の有毒な霧を晴らすことができる。探索中には、猫又が店主を務める商店でアイテムを購入したり、各地に散らばる妖怪を発見したりする要素も存在する。
物語は、都市伝説や日本の妖怪をモチーフにしたビジターとの戦いを通じて進行。サイドミッションでは、町に残された霊魂の救出や、失われた記憶の断片を集めることで、東京の異変の背景が明らかになる。また、特定の条件を満たすことで、主人公の能力を強化するスキルツリーが解放され、戦闘や探索の幅が広がる。
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 2022年3月25日 |
メーカー | ベセスダ・ソフトワークス |
オンライン対応 | × |
CEROレーティング | C (15才以上) |
20位『Choo-Choo Charles』

『Choo-Choo Charles』は、一人称視点で進行するオープンワールド型のアクションゲーム。プレイヤーは、蜘蛛のような脚を持つ怪物機関車「チャールズ」が徘徊する島に降り立ち、島民の依頼を受けながら、チャールズ討伐のための準備を進めていく。
ゲーム内では、プレイヤーが操縦する機関車をスクラップで強化し、速度や装甲、武器の性能を向上させることが可能だ。島内には複数のミッションが存在し、報酬として新たな武器や資源が手に入る。チャールズとの戦闘では、機関車に搭載された銃座を使用して応戦する。
島にはチャールズの他にも、彼を崇拝するカルト集団が存在し、プレイヤーの行く手を阻む。彼らの拠点には、チャールズを誘き寄せるための重要なアイテムが隠されており、慎重な探索が求められる。ゲームの最終目標は、3つの特殊な卵を集め、チャールズとの決戦に挑むことだ。
21位『流行り神1・2・3パック』

『流行り神1・2・3パック』は、日本一ソフトウェアが手がけたホラーテキストアドベンチャーシリーズ3作をまとめた作品だ。プレイヤーは警視庁警察史編纂室の風海純也となり、都市伝説を題材とした怪事件の捜査に挑む。各作品には、科学的アプローチとオカルト的解釈の2つのルートが存在し、選択肢によって物語の展開が変化する。
本パックには、DS版で追加されたショートストーリー「隙間録」や、『流行り神2 PORTABLE』で追加された「人見ルート」、さらに『流行り神3』のDLC「薫編 トイレの花子さん」など、過去の追加要素がすべて収録されている。また、各作品の第零話も収録されており、物語の導入として機能する。
グラフィックは高解像度化され、現行機種に最適化されている。文字フォントやBGMもオリジナル版に近い形で再現されており、快適なプレイ環境が整えられている。また、各話の進行状況に応じて解放される「データベース」では、都市伝説やオカルトに関する情報が閲覧可能となっている。
22位『Ikai』

封建時代の日本を舞台にしたスペイン産ホラーアドベンチャー
『Ikai』は、スペインのEndflameが開発した一人称視点のホラーゲームだ。舞台は封建時代の日本で、主人公は神社に仕える巫女・直子。神職の不在中に起きた異変を調査するため、直子が神社やその周辺をひとりで歩き回ることになる。
このゲームでは武器の使用はなく、怪異への対処手段は御札の筆書きや隠れる行動に限られている。探索中には暗号の解読や儀式の準備など複数の謎解き要素が含まれており、操作ミスや判断の遅れが即座に危機へとつながる設計になっている。
登場する妖怪は日本の伝承をもとに描かれており、姿や行動パターンもそれぞれ異なる。音や視線に反応する存在もおり、どの場面でどう行動するかが重要になる。独自の筆書きシステムと和風の演出を組み合わせた構成が特徴的な作品だ。
ジャンル | 和風サイコホラー |
発売日 | 2022年3月29日 |
メーカー | Endflame |
オンライン対応 | × |
CEROレーティング | – |
23位『A Plague Tale: Innocence』

中世の伝染病が蔓延する世界
14世紀のフランスを舞台にした「A Plague Tale: Innocence」は、伝染病と異端審問の恐怖が渦巻く中、兄妹の絆と生存を描いた作品です。リアルな歴史背景と、心を揺さぶる物語がプレイヤーを引き込みます。
ジャンル | アクション, アドベンチャー |
発売日 | 2021年7月6日 |
メーカー | オーイズミ・アミュージオ |
オンライン対応 | × |
CEROレーティング | Z (18才以上) |
24位『The Texas Chain Saw Massacre』

『The Texas Chain Saw Massacre』は、1974年の同名映画を原作とした非対称型のマルチプレイヤーゲームだ。プレイヤーは、3人の「ファミリー」または4人の「被害者」のいずれかの役割を選択し、7人で1マッチを構成する。被害者は、地下室からの脱出を目指し、アイテムの収集や複数の脱出ルートの確保を行う。一方、ファミリーは、各自の特殊能力を駆使して被害者の逃走を阻止する。ゲーム内には、映画に登場する「レザーフェイス」や「クック」などのキャラクターが登場し、原作の世界観を再現している。
ゲームモードには、メインモードのほかに「Rush Week」や「Museum Mode」が存在する。「Rush Week」は、1人の殺人鬼「ジョニー」と6人のソロリティガールズによる1対6の対戦モードで、ソロリティガールズは、鍵やヒューズなどのアイテムを使って脱出を試みる。「Museum Mode」では、プレイヤーが単独でファミリーの家を探索し、写真撮影や背景情報の閲覧が可能となっている。
各キャラクターには、固有のスキルや属性が設定されており、プレイヤーはスキルツリーを通じて能力の強化やカスタマイズが可能だ。また、ゲーム内には、被害者の行動を感知する「グランパ」や、毒を使った攻撃を行う「シシー」など、戦略性を高める要素が多数存在する。
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2022年9月2日 |
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
オンライン対応 | × |
CEROレーティング | Z (18才以上) |
25位『The Dark Pictures Anthology: House of Ashes』

地下の遺跡で繰り広げられる恐怖
『The Dark Pictures Anthology: House of Ashes』は、Supermassive Gamesが開発したシネマティックアドベンチャーゲームだ。舞台は2003年のイラクで、アメリカ軍とイラク軍の兵士たちが、地震によって地下に埋もれた古代アッカド帝国の神殿に閉じ込められる。プレイヤーは5人の登場人物を操作し、未知の存在が潜む遺跡からの脱出を目指す。
ゲームは、選択肢やクイックタイムイベント(QTE)を通じて物語が分岐する構造を持つ。登場人物の行動や判断がストーリーの展開や他キャラクターとの関係性に影響を与え、全員が生存する場合もあれば、全員が死亡する可能性もある。プレイヤーの決断が物語の結末を左右する設計となっている。
本作には、シングルプレイモードに加えて、オンラインで2人協力プレイが可能な「シェアストーリーモード」と、最大5人でコントローラーを交代しながら進行する「ムービーナイトモード」が搭載されている。これらのモードでは、各プレイヤーが異なるキャラクターを担当し、それぞれの選択が物語に影響を及ぼす仕組みとなっている。
ジャンル | ホラーアドベンチャー |
発売日 | 2021年10月22日 |
メーカー | スーパーマッシブゲームズ |
オンライン対応 | × |
CEROレーティング | D (17才以上) |
26位『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』

実写映画さながらのリアリティ溢れる恐怖体験
『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』は、Supermassive Gamesが開発した三人称視点のアドベンチャーゲームだ。舞台はニューヨーク州北部のハケット採石場で、サマーキャンプの最終夜に残された9人のカウンセラーたちが、予期せぬ出来事に巻き込まれていく。
ゲームはプレイヤーの選択によって物語が分岐し、登場人物の生死や関係性が変化する構造を持つ。クイックタイムイベントや探索要素が組み込まれており、収集した手がかりや証拠が物語の展開に影響を与える。エンディングは186種類以上存在し、プレイヤーの行動が結末を左右する仕組みとなっている。
本作には、最大8人でプレイ可能なローカル協力モードや、オンライン上で他のプレイヤーと選択を共有するモードが搭載されている。また、事前にキャラクターの性格を設定し、自動で物語を進行させる「ムービーモード」も用意されている。
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2022年6月10日 |
メーカー | Take-Two Interactive Japan GK |
オンライン対応 | ◯ |
CEROレーティング | Z (18才以上) |
27位『エイリアン:ファイアーチーム エリート』

共闘で切り抜ける宇宙の恐怖
『エイリアン:ファイアーチーム エリート』は、Cold Iron Studiosが開発した三人称視点の協力型サバイバルシューティングゲームだ。プレイヤーは植民地海兵隊の一員として、宇宙船UASエンデバー号からの出動命令を受け、ゼノモーフやウェイランド・ユタニ社の合成兵士が潜む惑星LV-895や宇宙ステーション・カタンガ精錬所を調査する任務に就く。
ゲームには、ガンナー、デモリッシャー、テクニシャン、ドク、リーコン、ファランクス、ランサーの7つのクラスが用意されており、それぞれ異なる武器やアビリティを持つ。プレイヤーはこれらのクラスを選択し、最大3人のチームで4つのキャンペーン(各3ミッション)を進行する。チームメンバーは他のプレイヤーまたはAIが操作する合成兵士で構成される。
武器や装備は30種類以上が用意され、70以上のMODやアタッチメントでカスタマイズが可能だ。さらに、チャレンジカードシステムにより、ミッションごとに異なる条件や効果を追加できる。ゲームには5段階の難易度設定があり、プレイヤーのスキルや戦略に応じて挑戦が可能となっている。
ジャンル | サバイバルシューティング |
発売日 | 2021年9月16日 |
メーカー | 3goo |
オンライン対応 | ◯ |
CEROレーティング | D (17才以上) |