『エイリアン』シリーズとは
エイリアンシリーズといえば、地球外生命体と人間との戦いを描いた、SFホラーの金字塔ともいえるシリーズ作品である。1979年にリドリー・スコット監督によって恐怖の幕が開き、時代が変わってもなお、その恐怖はあらゆる監督やキャスト陣に受け継がれてきた。
シリーズに登場する地球外生命には様々な種類があり、いずれも人間に寄生することで成長する。エイリアンのデザインは、スイスのアーティストH.R.ギーガーによって生み出され、機械と有機体が融合したような独特なビジュアルは、多くのクリエイターに影響を与えてきた。ギーガーのデザインは、エイリアンシリーズの象徴ともいえる存在であり、その恐怖感を一層引き立てている。
新作映画『エイリアン : ロムルス』2024年9月6日(金)公開
シリーズ最新作『エイリアン : ロムルス』が、2024年9月6日(金)に公開される。最新技術を駆使した映像美と、緊張感あふれるストーリー展開が本作の見どころ。シリーズのファンはもちろん、新たな観客も楽しめる作品となっている。
『エイリアン』シリーズ歴代作品を振り返る
『エイリアン : ロムルス』の公開に向けて、『エイリアン』シリーズの過去作をおさらい。公式(20世紀スタジオ)曰く、シリーズを観ていなくても大満足の内容になっているとのことだが、観ておくに越したことはないだろう。とはいえ、今から全部見る暇なんてない!という方に、歴代作品の概要をサクッと紹介する。
『エイリアン』(1979年)
リドリー・スコット監督によるシリーズ第1作。宇宙船ノストロモ号の乗組員が、未知のエイリアンと遭遇する恐怖を描く。シガニー・ウィーバー演じるエレン・リプリーが初登場し、映画史に残る名作となった。
『エイリアン2』(1986年)
ジェームズ・キャメロン監督による続編。リプリーが再びエイリアンと対峙する。アクション要素が強化され、マイケル・ビーンやビル・パクストンなどのキャストが加わり、シリーズの人気を不動のものにした。
『エイリアン3』(1992年)
デヴィッド・フィンチャー監督による第3作。リプリーが刑務所惑星に不時着し、再びエイリアンと戦う。暗く重厚なトーンが特徴で、シリーズの中でも異色の作品となっている。
『エイリアン4』(1997年)
ジャン=ピエール・ジュネ監督による第4作。リプリーがクローンとして復活し、新たなエイリアンと戦う。ウィノナ・ライダーが共演し、シリーズに新たな風を吹き込んだ。
『プロメテウス』(2012年)
リドリー・スコット監督が再びメガホンを取った前日譚。エイリアンの起源を探る科学者たちの物語。ノオミ・ラパスやマイケル・ファスベンダーが出演し、壮大なスケールで描かれる。
『エイリアン:コヴェナント』(2017年)
『プロメテウス』の続編で、リドリー・スコット監督が再び指揮。新たな惑星でエイリアンと遭遇するコヴェナント号の乗組員たちの物語。恐怖とサスペンスが交錯する。
『エイリアン:ロムルス』(2024年9月6日劇場公開)
最新作『エイリアン:ロムルス』は、シリーズの新たな章を開く。最新技術を駆使した映像と、緊張感あふれるストーリーが特徴。2024年9月6日劇場公開。
『エイリアン』シリーズの時系列は?
『エイリアン』シリーズは、時系列が複雑だが、基本的には『プロメテウス』→『エイリアン:コヴェナント』→『エイリアン』→『エイリアン2』→『エイリアン3』→『エイリアン4』の順に進行する。そして最新作の『エイリアン:ロムルス』は、『エイリアン』と『エイリアン2』の間に位置付けられている。
『エイリアン』シリーズの時系列
『プロメテウス』(2093年)
↓
『エイリアン:コヴェナント』(2104年)
↓
『エイリアン:ロムルス』(2142年)
↓
『エイリアン2』(2144年)
↓
『エイリアン3』(2270年)
↓
『エイリアン4』(2470年)
『エイリアンVS.プレデター』シリーズもチェック
『エイリアン』シリーズのほかに、番外編として映画『プレデター』とのコラボ作品にも注目しておきたいところ。ストーリーとは直接に関係がないものの、観ておけばより一層世界観に没頭できるに違いない。
『エイリアンVS.プレデター』(2004年)
ポール・W・S・アンダーソン監督によるクロスオーバー作品。エイリアンとプレデターが地球で激突する。サナ・レイサンやランス・ヘンリクセンが出演し、ファン必見のバトルが繰り広げられる。
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』(2007年)
グレッグ&コリン・ストラウス監督による続編。エイリアンとプレデターの戦いが小さな町に及ぶ。スリリングな展開と迫力のアクションが見どころ。
まとめ
『エイリアン』シリーズは、SFホラーの金字塔として今もなお多くのファンに愛され続けている。新作『エイリアン:ロムルス』の公開を機に、歴代作品を振り返り、その魅力を再確認してみてはいかがだろうか。