『X-ファイル』『サイン』インスパイアのエイリアン誘拐ホラー『They Are Here』最新映像公開。暗闇のトンネルで“何か”が潜む

ホラーアドベンチャーゲーム『They Are Here: Alien Abduction Horror』の最新ストーリートレーラー「Aliens in the Tunnel(トンネルの中のエイリアン)」が公開された。映像では、調査ジャーナリストのテイラー・フォックスが、取材のために訪れた暗い高速道路や放棄されたトンネルで“何か”と遭遇するシーンが描かれており、作品全体の不穏さと恐怖を強く印象づけている。

本作は、エイリアンによる誘拐事件をテーマにした一人称視点のホラーアドベンチャー。開発はDEKLAZON、パブリッシャーはPQubeが担当している。プレイヤーはジャーナリストのフォックスとして、奇妙な出来事が相次ぐ「グレイズウッド農場」を取材。夜空に浮かぶ謎の光、寄生虫に侵された家畜、行方不明になった農場主の娘ミーガンなど、不可解な現象の裏で地球外生命体の存在が示唆される。

プレイヤーはカメラや録音機材、懐中電灯などを駆使して現場を調査し、映像や音声の証拠を集めながら真相を追う。戦闘要素はなく、“見つからないこと”が生き残るための鍵。得体の知れない存在から逃げながらも、記者として証拠を残すことが求められる構成で、リアルな環境音や照明効果が緊張感を際立たせている。

物語は行方不明となった少女ミーガンと父ピーターの証言を中心に進行。農場に残された録音データや手紙などを手がかりに、二人に何が起きたのかを追跡していく。さらに、近くの軍事施設が関係している可能性もあり、単なる宇宙人ホラーにとどまらない展開が期待される。

『サイン』や『X-ファイル』といったUFOホラーや超常現象ドラマの影響も色濃く、往年のファンにはどこか懐かしい雰囲気を感じさせる仕上がりだ。音声は英語で、日本語対応は現時点で未定。『They Are Here: Alien Abduction Horror』は現在Steamで体験版が公開されており、正式な発売日はまだ発表されていない。

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