ベトナム発のホラー映画『Quy Cau』（邦題：狗神の業）が、2025年8月15日より日本で劇場公開される。犬肉を扱う一族に伝わる呪いや、そこから広がる連続怪死を描いた作品で、監督は長編デビューとなるルー・タン・ルアン。
本作はベトナム国内でスマッシュヒットを記録し、公開初週には『アクアマン』を抑えて動員ランキング1位に。その後も勢いを落とさず、最終的な興行収入は約6億円に達した。ベトナム映画としては史上最高の記録とされている。
物語は、父の葬儀のために故郷へ戻った青年ナムと婚約者スアンが、犬肉店を営む家族の家に泊まるところから展開していく。穏やかに見えた一族だが、次第に空気が変わり始め、家族がひとりずつ謎の死を遂げていく。夢の中で父の声が「一族は全員殺される」と警告を発し、さらに“赤い鼻の白い犬”にまつわる不気味なメッセージも浮かび上がる。
キャストには、“ベトナムのホラー王”と呼ばれるクアン・トゥアンや、国民的俳優のキム・スアンが参加。さらに、Instagramフォロワー100万人超の人気DJ・ミーが俳優としてスクリーンデビューを果たす。
本作は、2024年の富川国際ファンタスティック映画祭をはじめ、複数のジャンル系映画祭に選出され注目を集めた。日本国内では、カナザワ映画祭の国際コンペティション「Choice of Kanazawa」でグランプリを受賞している。
日本版予告編とビジュアルも解禁されており、犬の屠殺や調理といったショッキングな描写を交えつつ、家族に積み重なる罪と不信が徐々に表面化していく内容が確認できる。
映画『Quy Cau』（邦題：狗神の業）は、2025年8月15日よりシネマート新宿をはじめ全国劇場にて公開。
