SFサバイバルホラー『Cronos: The New Dawn』開発映像を公開。近接戦闘あり、「Dead Space」とは異なる独自の“損壊描写”も導入

リメイク版「SILENT HILL 2」を手がけたBloober Teamは、「Future Games Show: Spring Showcase 2025」にて、『Cronos: The New Dawn(クロノス:新たなる夜明け)』の開発映像を公開した。本映像では、ディレクター2人が本作のインスピレーションについて語り、“遊星からの物体X”やNetflixドラマ“DARK”、テリー・ギリアム監督の“12モンキーズ”、“Dead Space”や“DARK SOULS”シリーズからも影響を受けていることを明かした。また、本作は従来の作品よりも挑戦的なゲーム性を目指しているという。

『Cronos: The New Dawn』でプレイヤーは「トラベラー」となり、人類文明が崩壊した世界で時間の裂け目を探し、過去へと遡って終末を生き延びられなかった人々を救う。トラベラーはモンスターとの戦いを避けることができず、その装備はダイバーのようなデザインだが、兵士というよりも「時間の中のダイバー」といった役割を持つ。

物語の舞台は、1980年代に発生した大変動「チェンジ」によって崩壊した架空の歴史の世界。登場するモンスターは「孤児」と呼ばれ、人類が残したものから生まれた存在とされている。これらのモンスターは多様な形態をとり、それぞれ異なる能力を持つ。開発チームによれば、本作の重要な要素の一つがボディホラーであり、特に“遊星からの物体X”へのオマージュとして、モンスターはすべて人間の肉だけで構成されているという。

映像の後半では、ディレクター2人がコミュニティの質問にも回答。本作では銃器を使用したアクションのほかに近接攻撃も可能で、「顔があれば殴ることができる」と明かした。また、「Dead Space」に似た損壊描写が特徴の本作だが、「Dead Space」とは異なる独自のメカニクスが導入されているとのこと。本作では“火”が重要な役割を担うという。

『Cronos: The New Dawn』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sにて、2025年内の発売を予定している。尚、Steamストアページによると、ゲーム内は日本語にも対応する模様。

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