除霊×青春コメディ漫画『ファントムバスターズ』はなぜ人気?渋谷でポップアップも開催中、アニメ化の噂も?

集英社「ジャンプSQ.」で連載中の『ファントムバスターズ』(作:ネオショコ)。鎌倉を舞台に、幽霊退治部を結成した男子高校生4人の青春を描く“オカルト×日常”コメディが、いま大きな注目を集めている。なぜ本作がここまで人気を伸ばしているのか?

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キャラの個性と「幽霊を食べる」設定がクセになる

まず、設定の面白さが際立っている。幽霊が見える者、声が聞こえる者、まったく霊感がない者――それぞれの特性を持つ4人がチームを組み、幽霊を“食べて祓う”というユニークな能力を使って鎌倉の街を守る。

ホラーすぎず、かといってライトすぎない絶妙なテンションで、「怖くないのにゾクッとくる」と話題に。レビューでも「キャラの掛け合いが自然」「バトルより人間ドラマが刺さる」といった声が多く、ホラー初心者からも支持を集めている。

書店&ランキングでも存在感を拡大

単行本は電子版含めシリーズ累計100万部を突破。「全国書店員が選んだおすすめコミック2025」では2位に、「アニメ化してほしいマンガランキング」でも上位入りを果たしている。

SNSでも発売日にあわせてトレンド入りするなど、口コミによる人気の広がりが顕著だ。「ちょうどいい青春」「仲間感が最高」といった感想が散見され、王道少年漫画としての完成度が評価されている。

東京・渋谷でポップアップ開催中

出典:shueisha-games.com

人気を後押ししているのが、リアルイベントだ。10月23日から11月2日まで、渋谷・ZeroBase渋谷で「ファントムバスターズ GHOST & FRIENDS POPUP」が開催中。

作品の世界観を再現した部室エリアやフォトスポット、キャラ宛てにファンレターが出せる靴箱など、ファン参加型の仕掛けが満載だ。

グッズも豊富で、アクリルスタンドやクリアファイル、ノベルティ付きキャンペーンなど、推し活に最適なラインナップとなっている。

韓国でも展開、海外ファンも増加中

出典:kstargate.com

最近では韓国語版の単行本も登場。特典付きの限定版が出回るなど、すでに海外ファンの間でも注目度が高まっている。

日本発の“オカルト×青春”というジャンルが、韓国でも共感を得ている点は興味深い。この海外展開がきっかけで、今後アジア圏に広がる可能性もありそうだ。

アニメ化の噂で“次の波”が来る?

まだ正式発表はないものの、アニメ化を望む声は多い。AnimeJapan 2025主催の「アニメ化してほしいマンガランキング2025」で4位に輝いたこともあり、ファンの間では「そろそろ来るのでは?」と期待が高まっている。

SNSではすでに「どの声優が合いそうか」などの予想も飛び交い、盛り上がりは次の段階へ移りつつある。

また、ジャンプSQ.公式YouTubeチャンネルでは4巻の発売を記念してボイスコミック化が公開中。主要キャラクターたちの活躍が音声付きで再現されている。主人公・宍喰野 虎落役には岡本 信彦、是岸 遊人役には市川 蒼など声優陣はいずれも人気実力派ぞろいで、ファンの間では「アニメ化したらこのまま続投してほしい」との声も多い。キャラの個性やテンポのよさが一層引き立つ仕上がりだ。

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