
近年、インディーゲーム市場において独自の存在感を放つパブリッシャー『CRITICAL REFLEX』が注目を集めている。特にホラーゲーム分野での成功が際立ち、Steamなどのプラットフォームで話題作を次々とリリースしている。しかし、その急成長にもかかわらず、同社の拠点や企業背景についてはあまり知られていない。本稿では、「CRITICAL REFLEXはどこの国の会社か?」という疑問に答えるとともに、同社が手がけるおすすめのホラーゲームを紹介。
Critical Reflexとはどこの国の会社か?

CRITICAL REFLEXは、キプロス共和国に本社を置くインディーゲームパブリッシャー。同社は、世界中のインディーゲーム開発者と連携し、独創的で実験的なタイトルを市場に送り出している。特にホラーやサイコスリラーといったジャンルに強みを持ち、短時間でプレイできる作品も数多く手がけている。
CRITICAL REFLEXのおすすめホラーゲーム3選
『Buckshot Roulette(バクショット・ルーレット)』

『Buckshot Roulette』は、エストニアの開発者Mike Klubnika氏が手がけた、ショットガンを用いたロシアンルーレットをテーマにしたホラーゲーム。プレイヤーは地下のナイトクラブで「ディーラー」と対峙し、命を賭けたゲームに挑む。ゲームは3ラウンド制で進行し、各ラウンドでは実弾と空砲がランダムに装填されたショットガンを使用する。プレイヤーは自分自身か相手に向けて引き金を引き、実弾であれば相手にダメージを与えることが可能。また、各ラウンドでは戦略的に使用できるアイテムが配布され、ゲームの展開に大きな影響を与える。2024年4月のSteamリリース後、わずか2週間で100万本以上を売り上げ、現在では400万本を突破するほどの人気作品。
『Mouthwashing(マウスウォッシング)』

『Mouthwashing』は、宇宙貨物船「Tulpar号」を舞台にした一人称視点の心理ホラーアドベンチャー。プレイヤーは、墜落事故後の船内で生存者たちが壊れていく様子を追体験する。ゲームは非線形のストーリーテリングを採用し、過去と現在が交錯する中で、プレイヤーは現実と幻覚の境界を彷徨うことになる。また、船内の環境はプレイヤーの選択やキャラクターの精神状態によって変化するといった面白みもある。その独特な美学と深いテーマ性から、多くの批評家から高い評価を受けた。
『Threshold(スレッショルド)』

『Threshold』は、山頂の国境検問所を舞台にした一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。プレイヤーは、過酷な環境の中で孤独と恐怖に立ち向かいながら生存を目指す。ゲームは、プレイヤーの選択した国籍によって難易度が変化するというユニークなゲームシステムが特徴。また、本作には複数のエンディングが用意されており、プレイヤーの選択によって物語の結末が変化する。