“クソゲー”の呪いを暴け──サイコホラーADV『H9』Steamページ&公式サイトが公開

インディーゲームレーベルWorldMapは5月23日、新作サイコホラーアドベンチャーゲーム『H9』のSteamストアページ、公式トレイラー、および公式サイトを公開した。本作は、1990年代末に開発中止となった幻の美少女ゲームを題材に、ゲーム開発の闇と狂気を描いた作品だ。

『H9』は、プレイヤーが「トキメキ脱衣ジャンケン」と称される野球拳ゲームを進める「ゲームパート」と、27年前に未完成のまま消えたゲームを巡る開発者たちの証言や謎めいたメッセージを追う「ノベルパート」の二部構成となっている。

明るく軽薄なゲームパートと、開発の闇を綴るストーリーパートが交互に現れ、次第に噛み合わなくなっていく構成が特徴だ。最初は違和感だったものが、やがて取り返しのつかない狂気であると気づいたとき、プレイヤーはもう逃げられない。

本画像は開発中のゲーム画面です。製品版とは一部内容が異なる場合があります。

本作のディレクターは長井知佳氏で、代表作には『かまいたちの夜×3』や『428 封鎖された渋谷で』などがある。彼の下にベテランメンバーが集結し、インディーゲームならではの表現に挑戦している。また、『H9』はWorldMapインキュベーションプログラムに採択され、パブリッシングが決定している。

『H9』は、10月の発売を予定しており、価格は980円。対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字)で、プレイ人数は1人。ジャンルはサイコホラーアドベンチャー/ビジュアルノベルとなる。

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