
Wired Productionsは2月21日、POLLARD STUDIO LLCが手がけるディストピアホラーADV『KARMA: The Dark World』について、日本向けPS5版の発売延期を発表した。
『KARMA: The Dark World』は、リヴァイアサン社の支配によりディストピアと化した1984年の東ドイツが舞台の一人称視点のサイコホラーゲーム。プレイヤーはリヴァイアサン社の思想局に属するロームエージェント、ダニエル・マクガヴァーンとして容疑者の精神に入り込み、精神の片隅に潜む恐怖を調査する。

「メタルギアソリッド」シリーズの生みの親、小島秀夫氏の映画的演出に加え、デイビッド・リンチ氏の超現実的で抽象的な物語手法に影響を受けたという本作は、「家族、愛、喪失、支配」といったテーマを探求する、複雑な物語が展開される。

本来であればPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびPS5向けに3月27日の配信を予定していたが、本作のゴア表現が日本のレーティング審査機関の規制対象となったことで、日本向けPS5版の発売延期に繋がったという。
Wired Productionsは過去にも、同社がパブリッシングを担当した「Martha Is Dead」で表現規制を受けたことがあり、「またやってしまった」とジョーク混じりのコメントを残した。
A statement on KARMA: The Dark World pic.twitter.com/7VAP4tGHM8
— Wired Productions (@WiredP) February 21, 2025
今回の表現規制を受けたうえでWired Productionsは、少し回り道をしながらも必ず日本に『KARMA: The Dark World』を届けると表明。一方でPC版については表現規制なしのまま日本からでも購入可能とのこと。

『KARMA: The Dark World』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)および海外PS5向けに、3月27日に配信予定。国内向けPS5版の発売時期は不明。また後日Xbox Series X|S向けにも表現規制なしで配信される予定だが、こちらも日本での発売については不明である。