
モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭「TEMPS 0」部門に正式出品されたR18ハードコア・スラッシャー『インコンプリート・チェアーズ』が、海外版ビジュアルを解禁した。人体で作られた“人間椅子”を正面から捉えた、衝撃的な一枚だ。公開は2026年1月に予定されている。
本作は、椅子職人が“理想の一脚”を完成させるため、人々を工具で殺害し、彼らの肉体を素材として“椅子”を作り上げていくという過激な物語。監督を務めるのは、『異物』シリーズや『悪魔がはらわたでいけにえで私』など、強烈な作風で知られる宇賀那健一。主演は、『ゴーストキラー』『ザ・ゲスイドウズ』などに出演する一ノ瀬竜。職人でありシリアルキラーでもある九条新介を演じ、狂気と職人魂のはざまに生きる男を体現する。





共演には、『九条Family』の監督・俳優としても知られる二ノ宮隆太郎、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』出演の大島涼花、藤井アキト、海津雪乃らが参加。さらに、「仮面ライダーガッチャード」黒鋼スパナ役の藤林泰也、台湾ドラマ『We Best Love』で知られるYU、元テコンドー日本代表の大谷主水ら、多彩なキャストが脇を固める。音楽は、ベルギー・ブリュッセルを拠点とするエレクトロロックデュオPornographie Exclusiveが担当する。


公開された海外版ビジュアルでは、人体で構成された椅子と、それを見つめる九条の姿を描写。脚には“足”、肘掛けには“腕”、ヘッドレストには“顔”が据えられ、紅い照明の中で異様な完成度を放つ。また、創作に没頭する九条や、被害者たち、椅子バイヤー・加藤、バーオーナー・内田らが登場する新たな場面写真8点も公開された。
ティザー映像で“皮の天日干し”や“血塗れの工具”を見せつけた本作は、すでに海外ホラーシーンでも話題に。モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭での正式出品を皮切りに、各国の映画祭での上映も決定しており、“人体アート”を描くスラッシャーとして、ゴアファンの注目を集めている。
映画『インコンプリート・チェアーズ』は、2026年1月公開。
