伝説の夜勤ホラーが再誕。アンソニー・ディブラシ最新作『MALUM 悪しき神』2026年2月公開決定

ホラーファンの間で語り継がれる“最悪の夜勤”が、さらなる深化を遂げて帰ってくる。

『ヘル・レイザー』の生みの親、クライヴ・バーカーに師事したアンソニー・ディブラシ監督。彼が2015年に発表し、その圧倒的な恐怖演出で国際的に高い評価を得た『ラスト・シフト/最期の夜勤』。その物語を自らの手で再構築した最新作『MALUM 悪しき神』が、2026年2月27日(金)から全国公開されることが決定した。併せて、不穏な空気が漂うティザービジュアルも解禁となった。

物語の舞台は、かつてカルト教団の教祖ジョン・マラムが射殺され、その後不可解な事件が相次いだ旧警察署。父である警察官ウィル・ローレンの不審な死の真相を解明するため、自らも警察官となったジェシカは、父が最期に勤務していたその場所での深夜勤務を志願する。街がカルト信者の気配に満たされるなか、たった一人の夜警となった彼女を待ち受けていたのは、常軌を逸した超常現象の数々だった。ジェシカはやがて、父の死の裏に隠された、カルト教団のおぞましい実態へと近づいていくことになる……。

監督を務めるアンソニー・ディブラシは、北村龍平監督作『ミッドナイト・ミート・トレイン』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるなど、長年ホラーの最前線でキャリアを積んできた逸材だ。主演のジェシカ役には、M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』のジェシカ・スーラを起用。極限状態に追い込まれる主人公を、確かな演技力で体現している。また、物語の核となる教祖ジョン・マラム役には、『クライモリ』(2021)のチェイニー・モローが扮し、底知れない不気味さを放っている。

解禁されたティザービジュアルには、観る者を威圧するかのような一言、「崇めよ」の文字が刻まれている。前作以上に増量されたという出血量と、容赦のない鬱展開。果たしてジェシカは「アドレナリン全開の悪夢」から、無事に生還することができるだろうか。

『MALUM 悪しき神』は、2026年2月27日(金)より新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー。

目次