人体を素材に“1脚の椅子”を作る。R18スラッシャー『インコンプリート・チェアーズ』2026年1月公開

人体を素材に“1脚の椅子”を仕立てる――。エクストリーム・スラッシャー映画『インコンプリート・チェアーズ』が2026年1月に公開される。本作は第16回スラッシュ・ファンタスティック映画祭でワールドプレミア上映、第25回高雄映画祭の特集「UGANA Kenichi: 3+1」にて上映が決定している。

物語は「人間で椅子を作る」という過激な発想を基に、椅子職人が素材を集めるために連続殺人を繰り返す過程を描く。監督は『異物』シリーズや『ザ・ゲスイドウズ』で知られる宇賀那健一。主演を務める一ノ瀬竜は、椅子職人でありシリアルキラーの九条新介を演じ、冷酷な一面と人間的な葛藤を併せ持つ役柄に挑んでいる。共演には、大島涼花、藤井アキト、海津雪乃、二ノ宮隆太、大谷主水、藤林泰也、台湾ドラマ「We Best Love」で主演を務めたYUら、多彩なキャストが名を連ねる。

ティザー映像には、血に染まった工具や“皮”を干す工房の光景が映し出され、場面写真では返り血を浴びる主人公の姿や、人間の頭部らしきものを手にした不気味なシーンが確認できる。音楽はベルギーのエレクトロ・ロック・デュオ、Pornographie Exclusiveが担当し、冷酷な映像世界に拍車をかけている。

監督の宇賀那は「人間で椅子を作る映画を作った」とコメント。プロデューサーの鈴木祐介は「人体を椅子にする発想から生まれた異色作」と語り、主演の一ノ瀬竜は「不完全な椅子と不完全な人間たちをぜひご覧ください」と呼びかけている。

人間椅子の誕生を描く、R18指定のハードコア・スラッシャー『インコンプリート・チェアーズ』は、2026年1月に公開、スラッシュ・ファンタスティック映画祭、高雄映画祭にて上映される。

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