伝説の問題作が現代仕様に『POSTAL 2 Redux』ストアページ公開。今夏Kickstarter開始予定

2003年に発売された過激なFPS『POSTAL 2』のリメイク版『POSTAL 2 Redux』が、SteamとPlayStation向けにストアページを公開した。Steamではウィッシュリスト登録が可能となっており、PS5/PS4向けにも展開予定とされている。

開発は、VRゲーム開発で知られるFlat2VR StudiosとTeam Beef、そしてオリジナル版を手がけたRunning With Scissorsの三者による共同プロジェクト。グラフィックや物理エンジンはUnityベースで一新され、破壊可能な環境、新しい武器、動的ライティングといった要素が盛り込まれるという。NPCの反応もプレイヤーの行動に応じて変化する仕組みになっており、ゲームプレイもより現代的なものに進化する見込みだ。

このリメイク計画は2025年6月に発表され、資金調達のためのKickstarterキャンペーンが今夏スタート予定とされている。対応プラットフォームにはPC、Mac、Linuxのほか、PS4/PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switchも含まれているが、最終的な対応状況はキャンペーンの結果次第となる。

Running With Scissorsの創設者ヴィンス・デジ氏は、「ファンが長年望んでいたグラフィック刷新と安定化をようやく提供できる」とコメント。Flat2VR StudiosのCOOエリック・マッシャー氏も「POSTALファンの皆さん、シャベルを持ってパラダイスに帰る準備を」と呼びかけている。

リリース時期については現時点で明かされていないが、ストアページの公開により本格的な始動が近づいていると見られる。クラウドファンディングの行方と合わせて、今後の続報に注目が集まる。

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