
韓国発のデジタルスリラー映画『殺人配信』(原題:스트리밍)が、2025年9月26日(金)より日本公開されることが決定した。本作は、急成長するライブ配信業界を舞台に、視聴数と倫理の境界を描くデジタルスリラーで、主演を務めるのは『椿の花咲く頃』などで知られるカン・ハヌル。
物語の中心となるのは、配信プラットフォーム「WAG」にて活動するストリーマー・ウサン。未解決事件を分析する番組で人気No.1を誇っていたが、ある出来事をきっかけに視聴者からの支持を失い、ランキング最下位へと転落する。すべての広告収益を1位が独占するというシステムの中、再浮上を狙ったウサンは、世間を震撼させている連続殺人事件に着目。犯人を特定する生配信を開始する。
リアルタイムで犯人を追うウサンの配信は過激さを増し、次々と新たな手がかりが明かされていく。しかし、犯人自身がその配信を視聴していることが判明すると、事態は急変。協力者である女性配信者(演:ハ・ソユン)が突如拉致され、犯人からの挑発的なメッセージがウサンに向けられる。視聴者数と投げ銭はうなぎ上りとなる一方、ウサンの命運も危機にさらされていく。
本作の演出は、フィクションと現実が曖昧になる現代的テーマを軸に据え、視聴文化の歪みとその裏にある人間の欲望を描くことに重きを置いている。特報映像では、「犯人を追い詰められるのは僕だけ」と語るウサンの自信に満ちた姿と、その後の急展開が映し出され、観客に強烈な印象を与えている。
映画『殺人配信』は、9月26日より新宿ピカデリーをはじめ全国で順次公開される予定。