
映画『ロングレッグス』が8月15日、DVDとデジタル配信で登場することが決定した。主演を務めるのはニコラス・ケイジとマイカ・モンロー。ケイジは素顔を一切見せず、特殊メイクで怪人“ロングレッグス”を演じ切った。全米で話題を呼び、「この10年で最も怖い映画」(FLICKERING MYTH)、「『羊たちの沈黙』以来の傑作」(AWARDS RADAR)と絶賛された。
物語の舞台は1990年代半ばのオレゴン州。FBI支局に勤務する新人捜査官リー・ハーカーは、30年間で10の家族が惨殺された未解決事件を担当することになる。現場には侵入者の痕跡がなく、“ロングレッグス”と署名された暗号文だけが残されていた。ハーカーは並外れた直感力を駆使し事件の解明に挑むが、やがて自らの過去とロングレッグスの正体が交差し、恐ろしい真実に直面する。

監督と脚本を務めたのは、俳優アンソニー・パーキンスの息子であるオズグッド・パーキンス。長編第4作となる本作で、観客を不穏な空気と緊張感の渦に巻き込む。共演のマイカ・モンローは『イット・フォローズ』でも知られ、本作では陰のあるFBI捜査官として静かな存在感を放つ。全世界興行収入は1億ドルを突破し、日本でも3月に劇場公開され、1.5億円のスマッシュヒットを記録した。

日本語吹替版では、マイカ・モンロー役に早見沙織、ニコラス・ケイジ役には大塚明夫が起用されている。早見は「常に不気味な空気が漂い、伏線の張り方も秀逸」とコメントし、大塚は「顔を出さないニコラス・ケイジの自由な恐ろしさが魅力」と語っている。
今夏も酷暑が予想されるなか、冷房の効いた室内で『ロングレッグス』の冷たい恐怖に包まれるひとときを楽しむのも一興だろう。発売は8月15日。DVDおよび各種配信プラットフォームにて配信予定だ。